ED(勃起不全)の原因

EDの原因は様々

ED(勃起不全)の症状は正常な勃起が出来なくなるというものですが、ED(勃起不全)を発症する原因には様々なものがあります。
そのため一つの原因がED(勃起不全)を引き起こすのではなく、器質制のものや精神的・心理的なもの、その二つが組み合わさって発症するもの、さらには薬によってED(勃起不全)が発症するケースと言うのもあります。
ED(勃起不全)を治療する上では自分の症状が何から来るものなのかを特定しないとその原因を取り除くことが出来ませんので、まずはED(勃起不全)の原因を正しく理解することが必要となります。

血管や神経に障害がある場合(器質性ED)

器質性EDとは?

ED(勃起不全)の原因として多いのは血管や神経に障害を生じて発症する器質性EDというものです。
この器質性EDというのは特に血管に障害がおきることで症状を発しやすく、加齢による血管の老化などが原因となりやすいEDです。
若い間は血管もしなやかで弾力性があるため血液の流れもスムーズですが、加齢とともに血管も老化して行くため徐々に血管自体が硬くなり血液を上手く流すことが出来なくなります。
しなやかさと弾力性を失った血管ではペニスの海綿体に血液を送る量が減ってしまうため、それが原因でEDの症状が現れ始めます。
年齢的には30代を越えたあたりから発症することが多いので、中年層でED(勃起不全)に悩んでいる場合はこの血管の問題である可能性が高いと言えます。
器質性EDの場合血管以外にも神経障害により症状を発症する場合があります。脳卒中や糖尿病が引き金となり神経の病を発症すると興奮をコントロールする神経が上手く働かなくなり、それがEDの症状を引き起こすわけです。
それ以外にも物理的な事故や手術などで血管や神経を損傷した場合も同様のED症状を発症することがあります。

心理的ストレスの場合(心因性ED)

心因性EDは2種類

ED(勃起不全)には器質性以外に心因性EDという症状があり、この心因性EDは主に精神的な問題から引き起こされるED症状です。
器質性の場合は血管や神経の障害による症状ですが、心因性の場合日頃の精神的ストレス不安などが上手く性的興奮をコントロールできない状態にしてしまい、ED(勃起不全)を引き起こしてしまうことになります。
そのため性行為に対して自信が無い、性行為自体が初めてで不安が大きいなどの精神的圧迫間から勃起できなくなることも多く、それが更なるトラウマとなり心因性EDが悪化することもあります。
特に仕事などでストレスを抱えている人は体の自律神経なども乱れやすくなっており、それが勃起に悪影響を与えることもあります。
ストレスが溜まりすぎるとうつ病などを引き起こす恐れもありますし、アルコールに逃げてしまいアルコール依存症になることもあります。
そういった精神疾患も心因性EDを引き起こすので、心理的ストレスが与える影響は非常に大きなものであると言えます。
この心因性EDは年齢問わず若い人でも発症するので注意しなくてはいけません。

心理的ストレスと血管や神経障害が混じった場合(混合型ED)

心理ストレスと神経障害が混じった混合性ED

ED(勃起不全)には心因性と器質性の二つがあり、多くの場合はその症状がどちらかに分類されます。
しかし中には器質性と心因性の両方が原因となる混合型EDと呼ばれる症状のケースもあります。
この混合型EDは精神的な問題と血管や神経障害による問題の両方を兼ね備えているため非常に厄介なED症状で、どちらか片方を治療してももう片方がEDを発症し続けるため治療にも時間がかかるEDです。
特に多いのが40代以降の年齢であり、精神的ストレスを溜めやすく生活習慣も乱れやすい年代に多いED(勃起不全)といえます。
混合型EDの場合日頃の生活習慣の乱れがそのまま症状を引き起こす原因となっていることが多いのですが、それに気づかないままED症状が悪化するケースも少なくありません。
特に40代以降の年代の場合、糖尿病などの病を発症する人が多いですし、混合型EDになっている多くの人が糖尿病などの病気を持っていることが分かっています。
糖尿病になる原因としてはやはり生活習慣の乱れや日頃のストレスなどが大きく起因していますので、糖尿病になるような生活習慣を送っている場合には混合型EDを発症しやすいと考えたほうが良いでしょう。

ある特定の薬剤を服用している場合(薬剤性ED)

心因性EDは2種類

ED(勃起不全)には特定の薬剤を服用している場合に症状が現れる薬剤性EDというものもあり、この薬剤性EDは心因性EDとも器質性EDとも原因が異なるものです。
薬剤によるEDの発症に関してはその薬剤が血液の流れを妨げてしまう場合も考えられます。

例えば高血圧の治療に降圧剤を使用して血圧を下げることになるわけですが、その降圧剤の効果により血流がペニスに流れにくくなる、血流量が減ることで勃起不全の症状がでることがあります。
うつ病など精神疾患の場合に使用する薬にもED(勃起不全)を引き起こすリスクがあります。
精神疾患の場合精神を安定させるために薬として神経節中にセロトニンの量を増やす薬を使用することが多くなります。このセロトニン量が薬剤性EDの原因となることが考えられます。
何故なら、本来の正常な勃起を行うためには性的興奮が必要不可欠となり、その際にアドレナリンやドーパミンを分泌する神経から信号が発せられ勃起状態を作り出します。
しかしセロトニンは精神を安定させる効果のある成分のため、うつ病などの精神疾患によりセロトニン量を増やす薬を使用していると、上手く神経からの信号が伝達できず結果的にED(勃起不全)の症状が発症することになります。

前立腺の治療などに用いられる薬も男性ホルモンのテストステロンを抑制する効果があるので、その効果により勃起が正常に出来なくなることがあります。
男性ホルモンのテストステロンを抑制する薬は性欲を抑制する効果も高いためです。
基本的に薬剤性EDの場合は薬の使用を中止すれば症状が改善することが多いのですが、薬剤の使用により高血圧やうつ病などの治療を行っているため薬剤の服用を中止するのが難しいという問題もあります