AGA(男性型脱毛症)とは?

AGA(男性型脱毛症)とは?

年齢とともに髪の毛のボリュームがなくなってきたという人も少なくないと思いますが、加齢による頭髪の減少や弱体化は全ての人に起きる可能性があるのでいたし方が無いと言えます。
しかし男性型脱毛症と呼ばれるAGAは、加齢による薄毛や抜け毛とは全く異なるものだと考えなければいけません。
AGAの場合まず額の生え際の後退から始まり頭頂部が薄くなり、それが頭皮全体に広がっていくことになります。
後頭部や即頭部はAGAの影響を受け難いため髪の毛が残ることになりますが、それ以外の部分は徐々に髪の毛が減少していくことになります。

AGA(男性型脱毛症)にはサイクルがある!?

AGA(男性型脱毛症)のサイクル

髪の毛には毛周期と呼ばれるサイクルがあり、それが正常に機能していることで常に髪の毛が生えている状態を維持することができます。
加齢による薄毛の場合、頭皮の衰えなどにより髪の毛が細くなったりすることで薄毛になったように見えるわけですが、その場合も毛周期が正常に機能していれば薄毛が一気に進行することはありません。
髪の毛が細くなってきたとしても、一定周期で髪の毛が生え変わっていれば、ボリュームダウンしたとしても生えている髪の毛は一定量を保っているからです。
この毛周期のサイクルが乱れなければ薄毛になるということはないわけですが、AGAを発症した場合には、毛周期が正常なサイクルではなくなってしまうため一気に薄毛が進行してしまうことになります。

AGAを発症した場合、通常3年~5年程度といわれている毛周期が大幅に短くなってしまう状態が継続的に起きてしまうことになり、数週間~数ヶ月で髪の毛が抜け落ちてしまうことになります。本来3年以上は頭皮に生えているはずの髪の毛が急激に減ることになるわけですので、薄毛が進行したように見えるのは当然のことといえます。毛周期は髪の毛全てにあり、代わる代わる抜けては生え、生えては抜けを繰り返しているわけで、そのサイクルが上手く入れ替わることが髪の毛を維持することに繋がっています。
しかしAGAの問題点としては、髪の毛が成長しきる前に抜けてしまうため、本来頭皮に残るべき髪の毛も短い間になくなってしまうということです。この毛周期のサイクルの乱れが続くことにより、頭皮も徐々に髪の毛を生成しにくくなっていきます。髪の毛を生やすためには毛根へ血管から栄養を送ることで初めて健康な髪の毛が生えてくることになります。
しかしAGAを発症した場合には髪の毛が生えている期間が短く、生えていない期間のほうが長くなっていきます。これが続くと毛細血管が退化してしまい、髪の毛そのものをはやすことすら出来なくなってしまいます。

これがAGAの非常に厄介な点で、毛根や血管が残っていればまだ髪の毛が生えてくる可能性が残るわけですが、その可能性すら徐々になくしてしまうわけです。
AGAを発症した場合には放っておいても絶対にその症状は治りませんし、AGAの場合進行性の薄毛のため、何もしないままでいればどんどん髪の毛は失われていき頭皮の状態も髪の毛を生やし難い状態へと変貌していくことになります。

男性ホルモンのテストステロンと5αリダクターゼ

AGAの原因である男性ホルモン

この進行性の薄毛状態を作り出しているのがAGAの根本的な原因となる男性ホルモンの「テストステロン」と「5αリダクターゼ』と呼ばれる酵素です。
男性ホルモンのテストステロンは単体であれば体に必要なホルモンですし、精神的な高揚をもたらしたり男性的な体を維持し筋肉などを作り出すのにも必要なものとなります。
5αリダクターゼも単体であれば特に何もおきない酵素ですので問題はないと言えますが、この2つが結びつくことにより生成されるジヒドロテストステロンというホルモンが大きな問題となります。
ジヒドロテストステロンには非常に強い脱毛作用があり、それが髪の毛に影響を与えることで毛周期を著しく短くしてしまいます。男性ホルモンのテストステロンは常に体内で分泌され続けていますし、5αリダクターゼも頭皮に常にある酵素なので、この2つの結びつきを阻害するのは非常に困難となります。
何より5αリダクターゼは遺伝的にその量が決まっているため、多い人と少ない人が明確に決まっていることになります。
自分の親族に薄毛の人がいる、親や祖父などが薄毛である場合には、それを遺伝的に引き継いでいる可能性が高く、多くの場合AGAを発症する可能性が高い状態であると言えます。
そのため男性ホルモンの分泌が活発になる10代後半あたりから早い人はAGAを発症してしまう場合もあります。AGAは年齢を経たから発症するものではなく、もともと持っている5αリダクターゼの量によりその進行具合や発症の可能性も決まるということになります。逆に遺伝的に5αリダクターゼの量が少ない人はAGAを発症し難い、発症してもその進行が緩やかと言うこともあるわけです。

しかしどちらの場合にも一旦AGAを発症してしまうとその対策を行わない限り抜け毛が止まるということはありませんし、毛周期が正常に戻るということもないので、必ず正しい対策を講じる必要があります。