シミの種類やメカニズムについて

シミの種類やメカニズムを知ろう

綺麗な肌を維持するためには肌のケアを行うことが重要となりますが、ケアを行う上でシミというものを如何にして抑えるか、肌に増やさないかがポイントとなります。
そのためにはシミが出来るメカニズムを正しく理解し、どうすればシミが出来難い状態を作り出せるのかを考える必要があります。

シミの種類や原因を正しく知りましょう

シミの原因

シミと言うものは自然発生するものではなく必ず肌に出来る原因となるものがあり、その原因を知ることで初めて正しい肌ケアを行うことが出来るようになります。
原因を特定できなければシミを防止することも出来ませんし、シミの種類を知ることもシミ対策には必ず必要となる知識だと言えます。
シミに関係しているのはメラニンと呼ばれるもので、本来メラニンとは肌を守る役割をするものであると言うことも理解しておきましょう。
シミにも遺伝的に出来るものや生活習慣で出来るものなど種類がありますので、シミの種類に関しても理解しておく必要があるでしょう。

メラニンとは?

正常なターンオーバーの仕組み

メラニンとは、本来体を構成している細胞を紫外線などから守るために必用となる防護壁のようなものであると理解する必要があります。
人の体は何億もの細胞で構成されており、それぞれが独立して活動を行っています。
細胞の中心には細胞を維持するための核と呼ばれる部分があり、核が正常に機能していて初めて肌を正しい状態に保ち細胞分裂やターンオーバーなども行うことが出来るわけです。
しかし、紫外線が核に到達してダメージを与えてしまうと、核自体が正常に機能することが出来なくなってしまいます。
核の中にはDNAという設計図のようなものが収められており、紫外線によるダメージを受けてしまうとその設計図も大きく変わってしまうことになります。
もしDNAがダメージを受けた場合、細胞が無制限に増殖することも考えられ、いわゆる癌細胞に変異してしまう恐れもあります。

メラニンとは?

メラニンはそのダメージを遮るための壁の役割をしているもので、メラニンが生成されることで核を紫外線から守っているわけです。
肌自体の構造は表面にある表皮角化細胞、そしてその下にある真皮、さらに下にある基底層から成り立っています。
表面にあるのがいわゆる外皮に当たる部分で、中間にあるのが肌を構成している層ですので、中間の真皮の層を守ることが肌を健康で正常な状態に保つことに繋がります。
メラニンは一番下にある基底層で生成され、表面の表皮角化細胞に供給されます。
そうすることでバリアのような役割を果たし紫外線を表面上でカットしてしまうわけです。
夏など紫外線が強い時期に日焼けをしますが、これはメラニンが大量に表皮角化細胞に供給されることで真皮を守っている状態だと言えます。そのためメラニンの生成は体がごく当たり前のように行う防御反応であり、メラニンが生成されるからこそ皮膚癌などのリスクを大幅に軽減出来ていることになります。

このメラニンには2通りの種類があり、一つは黒色メラニンと呼ばれる「ユーメラニン」、もう一つが肌色メラニンと呼ばれる「フィオメラニン」となります。
この2種類のメラニンの量により、人間の皮膚の色や髪の毛の色が決まっていると言え、黒髪が特徴的なアジア系の人は髪の毛にユーメラニンが多く、金髪などが多いヨーロッパやアメリカ系の人はフィオメラニンが多いことになります。

肌の色も黒人はユーメラニンが多く、白人はユーメラニンが少なくフィオメラニンが多いことになります。
日本人の場合はユーメラニン・フィオメラニンともに持っている場合が多く、肌の色が黄色っぽいのも2種類のメラニンのバランスにより成り立っていることになります。
ちなみに齢を取ると白髪が増加するのは、髪の毛を作る際にメラニンが生成されなくなるためで、メラニン自体を作り出している幹細胞の衰えが関係しています。

シミになるメカニズム

シミになるメカニズム

肌を守るために生成されるメラニンですが、それが何故シミになってしまうのでしょうか。
これはメラニンを作り出す「メラノサイト」の働きと、それを受け取る角化細胞である「ケラチノサイト」との関係にあります。

まずメラニンが生成されるメカニズムとしては、外部からの紫外線などの刺激が角化細胞であるケラチノサイトに起きた場合、体は色素細胞であるメラノサイトにメラニンを生成するように指示を出します。
指示を受けたメラノサイトは肌を守るためにどんどんメラニンを生成し、生成されたメラニンはケラチノサイトに蓄積されていきます。
この蓄積により日焼けといった肌の黒さが生まれることになります。
肌が正常に機能していた場合には、ケラチノサイトに溜まったメラニンもターンオーバーと共に無くなっていき、黒かった肌も綺麗な元の状態に戻ることになります。夏が終わると日焼けが少しずつ薄くなっていくのはこのターンオーバーによりケラチノサイトが新しく生まれまわっているためだと言えます。

しかし、紫外線を浴びた量が多かった場合、メラノサイトは必要以上に多くのメラニンを生成するように指示を出してしまい、ターンオーバーによる細胞の生まれ変わりでもメラニンを体外に排出できなくなることがあります。
これがいわゆるシミと呼ばれるもので、シミとは体外に排出できなかったメラニンの残りであると考えると分かりやすいでしょう。そのため紫外線対策を全く行わないまま肌に紫外線を浴び続けているとメラニンの生成量が増え続けてしまいシミを生み出すことになります。

それと、肌自体のターンオーバーに問題がある場合にもシミができやすい状態になります。
これはシミのメカニズムとも大きく関係しており、紫外線をそれほど浴びてない状態であれば、肌はターンオーバーを行うことでメラニンを排除することが出来ます。
しかし生活習慣の乱れやストレス、衣類などの擦れによる肌への刺激などがある場合には、肌は正常なターンオーバーを行うことが出来なくなり、それが原因でシミを作ってしまうことになります。
特に肌ケアを一切行っていない人の場合は、肌の状態が劣悪になっている場合が多いため、シミを増やしやすい状態であると言えるでしょう。

基本的には日頃の紫外線対策や生活習慣がシミに大きく関わってくることになりますので、シミになるメカニズムを理解しシミを作らないような対策を講じることが重要なポイントとなります。