痛風の原因

痛風の原因と境界線

痛風の症状は一度発症してしまうと我慢できないほどの痛みや体調不良に悩まされることになります。
しかし痛風になる人は必ず症状を発症することになる原因を抱えており、その原因を突き止め改善しない限り症状が改善しないと言うことも考えられます。
痛風は放置しておいても治る病気ではありませんし、症状を軽く考えていると悪化の一途をたどる恐れもある病気ですので、必ず原因を解明する必要があります。

食生活の問題

痛風の原因は食生活

痛風になる原因として最も多いのが食生活の問題です。
昔は贅沢病と言われたくらい痛風と食事は密接な関係にあり、食生活が乱れている場合やプリン体の多い食生活を送り続けている場合には、高い確率で痛風を発症してしまうことになります。
生きていくためには毎日の食事は欠かせないものですし、食事を摂ることにより生きるための活力や原動力を補っていると言っても過言ではありません。
しかしその食生活が好きなものばかり食べていたり暴飲暴食を繰り返す、バランスの取れていない食事・偏った食生活の場合、食事をすることで痛風になるリスクを自ら高めてしまうと言うことも考えられます。
正しい食事を実践していれば痛風になるリスクは低いと言えますが、プリン体の多い食事に注意していないと誰しもが痛風を発症してしまいますし、どのような食事にも必ずプリン体は含まれているので全くプリン体を摂らない食生活と言うのは不可能だと言えます。プリン体は体内で尿酸を作り出す元となりますので摂取量が多ければ多いほど尿酸値が上昇することになります。
プリン体の多い食事としては干物やレバー、肉類ばかりを食べているといった食生活は危険ですので、野菜なども取り入れてバランスの良い食事を心がけなければいけません。

高尿酸血症になるとかかりやすい

痛風は高尿酸血症になるとかかりやすい

高尿酸血症は体内の尿酸値が通常の値よりも高くなってしまう症状です。
痛風の原因となるのは尿酸なので、高尿酸血症の病気になってしまうと痛風を発症してしまうリスクが非常に高くなります。
血中尿酸濃度が7mg/dlを越えてしまうと高尿酸血症として認定されることになり、その状態が続くことで合併症として痛風の症状である激痛を伴う炎症が生じることになります。この高尿酸血症になる原因としては白血病などの病気に起因する場合とプリン体を摂取しすぎている場合などが考えられ、体内の尿酸値が高いままの高尿酸血症は痛風予備軍だと考えた方が良いでしょう。

20歳以降の男性に多い

痛風の発症年齢

痛風の症状を発症する人は95%以上が男性となっており、特に20歳以降に患者数が増加傾向に有ります。
これは20歳以降の男性の生活スタイルや食生活に大きな問題があると考えられており、20歳以降ではアルコールの摂取も可能なうえ、仕事によるストレスの増加、日々の生活の乱れや食生活の乱れといった状態が続くことが多くなります。
若いから大丈夫だといって日々の生活を顧みない場合、乱れた生活などによる問題が積み重なることで痛風の症状を発症させてしまうことになります。
特に男性の場合女性に比べて脂っこい食事や腎臓の機能を低下させてしまうほどのアルコール摂取、暴飲暴食などを繰り返すことも多く、それと同時に10代の頃は学校でクラブ活動や体育などで適度な運動をしていたが、社会に出てからは運動する機会が無いので運動不足になり、それが肥満に繋がり痛風を発症させる要因にもなります。20代以降に痛風患者が多いのはこういった原因が考えられるためです。

痛風と肥満

痛風と肥満の関係

肥満体型の場合、痛風になるリスクが高く実際に痛風を発症してしまう人も非常に多いという現状があります。
何故肥満になると痛風になるリスクが高くなるのかと言えば、肥満と言う状態は通常の体型よりもかなり太った状態と言えます。
これはBMIという指数で図ることが出来るわけですが、BMI指数の上昇と共に体内の尿酸値も上昇するという調査結果が出ていることからも分かるように、痩せている人よりも肥満の人のほうが体内の尿酸値が高くなるため尿酸が原因で発症することになる痛風にもなりやすい状態だと言えます。
肥満になる原因としてはストレスやそれによる暴飲暴食といったことも関係してきますし、年齢と共に代謝が落ちることにより摂取したカロリーを消費できず体に溜めこみやすくなるので自分で昔よりも太ってきたと自覚している場合には痛風のリスクも高まっていると考えた方が良いでしょう。

痛風とアルコール

痛風とアルコールの関係

アルコールは百薬の長と呼ばれており適度な摂取に関しては体調を良くする効果もありますが、基本的にアルコールの摂取により体内の尿酸値が上昇することになるためアルコールの過剰摂取や毎日欠かさずアルコールを飲んでいる場合は痛風リスクが高いと言えます。
ビールの飲み過ぎで痛風になるという話を聞いたことがある人も多いと思いますが、これはビールがアルコールの中でもプリン体が多い部類に入るためであり、他のアルコールを摂取した場合でも痛風のリスクは軽減できません。
これはアルコールを分解する際に腎臓でアデノシン三リン酸という物質が生成され、これが尿酸を生成する元となるためです。
それと同時に乳酸も生成されることになり、この乳酸が体内の尿酸を体外に排出するのを邪魔してしまい尿酸値が上昇することになるわけです。

ストレス・不規則な生活習慣

痛風は不規則な生活習慣が原因

日々の生活の中で溜めてしまいがちなストレスも、尿酸値を上昇させる要因となることが分かっています。
現代はストレス社会と言われるほどストレスを受けやすい環境となっていますし、仕事でのストレス以外にも生活の中で生じるストレスや騒音などによるストレスなども体に対して悪影響を与え尿酸値を上昇させてしまいます。
不規則な生活習慣も知らず知らずのうちにストレスを増大させることに繋がりますし、生活が不規則であることで食事なども不規則になりそれが原因で痛風になることも少なくありません。

激しい運動

痛風と激しい運動の関係

運動をすることは健康に良いと言うイメージですが、これは適度な運動を行った場合の話しであり激しい運動をおこなうことは痛風になるリスクを高めることになります。
運動をすることで筋肉の中の尿酸が増加することになりますが、軽い運動や適度な運動であればそれほど急激に尿酸値が上昇することはありません。
しかし激しい運動の場合急激に新陳代謝が促進しそれにより体内の尿酸の生成も一気に増えてしまいます。
一気に尿酸が増加することで尿酸値も急激に上昇する為、それが続くことで痛風になるリスクが高まることになります。