若年性更年期障害の原因

若年性更年期障害の原因

更年期障害は更年期を迎えたある程度年齢が高い人がなるものだとほとんどの人が考えているかもしれませんが、若年層とよばれる20~30代という一見更年期とは関係ない年代の人の発症率が近年では増加傾向に有ります。この若年性更年期障害が引き起こされる原因としては、子宮に問題が起きているわけでは無く日頃の生活のみだれなどにより自律神経の働きが狂ってしまうことで更年期障害特有の精神的にイライラする症状やホットフラッシュと呼ばれる体のほてりなどが現れてしまいます。もちろん子宮には問題が無いわけですので原因さえ見つけ出しそれを改善すれば若年性更年期障害の症状を改善し元の状態に戻すことが出来ます。
原因となるものとしては若い年代だからこそ考えらえるものが多く、ほとんどのケースが毎日の生活に大きな問題があると言うことが分かっています。原因となるものの中でも特に大きな要因となるものが3つあり、それがストレス・喫煙・生活習慣の乱れとなります。

ストレス性若年性更年期障害

ストレスが原因の若年性更年期障害

ストレス性若年性更年期障害は、毎日の生活の中で受けているストレスが直接的な原因となります。ストレスは仕事や生活していく中で気が付かないうちに溜めこんでいる場合がありますし、現代社会はストレス社会と呼ばれるほどストレスを受けやすい環境となっています。そのためストレスを受け続けることでそれが自律神経の乱れを引き起こすことになり、若年性更年期障害の症状を引き起こしてしまうわけです。
何故ストレスが自律神経を乱してしまうのかと言えば、自律神経は交感神経と副交感神経の2つがバランスを取りながら働くことで体の状態を正常に保っています。交感神経は活動や緊張を制御する神経であり、副交感神経は逆に体をリラックスさせて回復させる神経となっています。通常は活動している昼間などに交感神経が働き、活動を行わない休息時や睡眠時などに副交感神経が優位になり体をリフレッシュしてくれることになります。
しかしストレスは体を緊張状態にしてしまう作用があるため、日々の生活の中でストレスが溜まってくると常に体は交感神経が優位な状態を保ってしまうことになります。そうなると副交感神経とのバランスが大きく崩れることになりますし、交感神経が常に優位な状態は緊張状態が解けないため体の状態にも様々な支障をきたすことになります。交感神経ばかりが優位に働き続けることでそれに伴う障害が顕著に表面化することになり、それが若年性更年期障害という状態を作り出してしまうことになります。
ストレスをきちんと解消できていれば問題は無いのですが、若年性更年期障害を発症する人の場合はストレスを上手く解消できていないケースがほとんどで、ストレスを溜め続けている限り若年性更年期障害を解消することが出来ないまま生活をすることになってしまいます。

喫煙からの若年性更年期障害

近年では喫煙は体に悪いということで社会的にも喫煙するのはダメという風潮になっていますし、それに伴い喫煙できる場所も少なくなってきているので相対的に喫煙者の数も昔に比べると大幅に減ってきています。喫煙のイメージは男性という人が多いと思いますが、実際には女性の喫煙者の数は男性に劣らないほど多いですし、一旦喫煙習慣が身についてしまった人はそれを止めるということが非常に難しいと考えてよいでしょう。
この女性の喫煙が若年性更年期障害の原因となるということを知っている人はとても少ないのではないでしょうか。喫煙をすることで何故若年性更年期障害が引き起こされるのかと言えば、喫煙することで体内では血管の収縮が引き起こされることになります。この血管の収縮は血液の流れを妨げてしまい体の状態を悪化させてしまうことが分かっていますし、喫煙をし続けることで血液だけでなく自律神経の働きにも影響を及ぼしてしまいます。血管の収縮は冷え症と言った症状の元となりますし、喫煙によって自律神経の働きが鈍ることで交感神経と副交感神経のバランスも乱れることになります。
それと同時に喫煙習慣は女性ホルモンのエストロゲンの分泌量を減らしてしまうことも分かっていますので、エストロゲンの減少に加え自律神経の乱れが原因で若い年齢でも関係なく更年期障害と同様の症状が引き起こされることになります。喫煙と言う行為はそれほどまでに体に対して悪影響を与えてしまうものだと理解しておかなければいけません。

生活習慣からの若年性更年期障害

若い年齢の頃は体力もありますし年齢が若いからこそ多少の無理をしても平気と言う人も少なくないでしょう。実際に若い年代であればあるほど無理をした場合でも回復も早く年齢を経た場合と比べてもエネルギッシュに行動し続けることが出来るのは間違いありません。しかしだからといって生活習慣が乱れていても平気と言うわけでは無く、若さにかまけて生活習慣をないがしろにしてしまうことで、体に大きな負担をかけていることになってしまいます。若いと体力があるのでなかなか生活習慣の乱れに対して注意をしない場合が多いですし、夜更かしや過度なダイエット、食事の乱れなどに関してもあまり深く考えないまま行動してしまう人が多いと言えます。
しかしこういった生活習慣の乱れは間違いなく体に対してダメージを与えていますし、生活習慣の乱れはストレスを生むことになりそのストレスが自律神経の働きを乱すことにも繋がります。女性の場合体重を気にしてダイエットを行う人も多く、そのダイエットのやり方が無謀なケースや、必要以上に体重を減らそうと何も食べずに体重を落とそうとしたり、ハードな運動を短期間の間に行うと言った場合も少なくないでしょう。しかしこういった無理なダイエットはホルモンバランスを乱すことにもなりますし、過度な運動や食事の乱れに関してもホルモンバランスを崩すだけでなく女性ホルモンを分泌する際に必要な栄養が不足したり、運動による負荷を回復するための栄養も足りないことになります。それが続くことで体のバランスは大きく変化してしまうことになり、それが引き金で若年性更年期障害を引き起こすこともあります。夜更かしや偏った食事などもストレスを溜めるだけでなく必要な栄養が不足して体を維持することが出来なくなるので若年性更年期障害になりやすいと言えるでしょう。