更年期・更年期障害とは?

更年期・更年期障害

人間は成長とともに体の状態も少しずつ変化をしていき、子供から大人へと変貌を遂げることになります。
この体の変化と言うものは主に体内で分泌されるホルモンが影響をしており、幼少期から思春期に年齢が変わる頃に男性はより男性らしく、女性はより女性らしく体つきも体の機能も大きく変わることになります。
この体の変化と言うのは思春期を越えて性成熟期、そして更年期を経て老年期へと変わっていくことになり、生きている間は体が変わり続けていると考えてよいでしょう。
更年期と言うのは体が成熟する性成熟期を過ぎて衰えが始まる年代を指す言葉であり、年齢にしてみると45~55歳程度の時期を指すことになります。
この更年期に差し掛かると成熟期の頃とは体の内部が変わり始め、それが更年期に体の障害が起きる状態を引き起こすことになるわけです。
更年期自体は誰もが必ず通ることになる年齢期と言えますし、更年期自体が決して悪いわけではありません。
更年期の時期に起こる変化が体の不調を引き起こすわけでありそれには必ず不調となる理由が存在しています。
それを正しく知り対処することで更年期をトラブル無く過ごすことも出来ますし、症状を緩和することも可能となります。

更年期とホルモンバランスの関係

ホルモンバランスと更年期障害

更年期障害は更年期を迎える時期に起こる体の不調を総称して呼んでいます。
何故更年期を迎えると更年期障害のような不調が体に現れるのかと言えば、それは更年期に差し掛かる時期には体内のホルモンの分泌量が大幅に低下していくことになるためです。
通常小児期から思春期に差し掛かる頃から体内では男性は男性ホルモンが増え女性は女性ホルモンが増え始めます。
このホルモン量が増加することで男性は精子を生み出すことが出来る状態、女性は体が子供を宿すことが出来る状態へと変わっていきます。
そしてそれが安定するのが性成熟期と呼ばれる20歳~45歳程度までの時期となり、その間は性行為によって妊娠し出産が最も適した時期となるわけです。
しかしこの性成熟期を過ぎた場合、体は妊娠し出産するのに適さない状態へと移行することになり、その時に妊娠しやすい体を維持するために分泌されていた女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が大幅に減少することになります。
エストロゲンの分泌が活発であれば子宮の状態を維持し生理を繰り返すことでいつでも妊娠できる状態を体内で整えていることになります。
この生成が年齢とともに変化することにより、体内の環境も大きく変わることになりその影響が更年期には顕著に表れることになります。
この更年期とホルモンの関係はとても重要な事であり、更年期後に迎えることになる老年期への準備をしている段階だと考える必要があります。
そのため更年期に起きる更年期障害は体を老年期に向けて作り変えている状態だと理解する必要があるでしょう。
理解してこそ本当の意味での更年期障害への備えができるわけです。

不調の原因

不調の原因は女性ホルモンの減少が関係

更年期に何故更年期障害のような体の不調が起きるのかと言えば、体内の女性ホルモンが著しく減少することに体がついていけないためだと言えます。
通常は体内で女性ホルモンの分泌が脳からの指令で行われていますが、更年期に差し掛かることでこの指令に対して卵巣ないのでエストロゲン分泌が上手くいかなくなります。
そうなると脳からはさらに指令が下ることになりそれを繰り返すことで脳が混乱を引き起こすことになるわけです。
脳の視床下部にある下垂体は体の状態やバランスを維持するための自律神経にも指令を出しているわけですが、脳の混乱により自律神経にも影響が及ぶことで体の不調を引き起こすことになります。

更年期障害のメカニズム

更年期障害のメカニズム

通常女性ホルモンのエストロゲンが正常に分泌されていることで女性らしさを維持し卵巣の状態を保っていると言えます。
しかし年齢と共にこのエストロゲンの分泌量が減少すると脳の視床下部にある下垂体からでるエストロゲン生成の指示をうまくコントロールできなくなり、体内のホルモンバランスが大きく崩れることになります。
分かりやすく言えば女性の生理の際に起きる体の不調も女性ホルモンのバランスが一時的に崩れることで引き起こされる症状ですので、更年期障害とかなり似通ったものだと考えると分かりやすいのではないでしょうか。
生理の場合は長くても1週間程度で体の不調は治まりますし、生理が起きていない状態であれば特に体の不調が起きることはありません。
更年期障害の場合エストロゲンの分泌が性成熟期よりも減少することで生理よりも長い期間その不調が続くことになりますし、老年期に向けて体内では閉経に対しての準備も始まりそれが体の不調へと繋がることになるわけです。
更年期障害の場合は更年期は約10年程度ありますのでその間長期にわたり体の不調が続くこともあり、長い場合は5年程度その状態が継続されることも少なくありません。
ある程度ホルモンバランスが落ち着けば更年期障害も無くなりますが、どうしても数年程度の間は更年期障害に苦しむことになるケースが多いと言えるでしょう。

更年期障害の特徴

更年期障害の特徴

更年期障害の特徴は、非常に分かりやすい症状が見て取れます。
体の不調となるのが倦怠感や体が疲れやすいと言った症状であり、更年期障害の代表的な症状となります。
たちくらみや耳鳴り、動悸や手足のしびれと言った症状も現れますし、多くの女性に現れるのが顔のほてりや体のほてり、それに伴う多汗という症状です。
更年期になるとこのほてりや多汗が非常に現れやすく今までよりも汗をかきやすくなったと言う場合や、何もしなくても体がほてり汗が止まらなくなる場合は更年期障害の可能性が高いと言えます。
他にも関節の痛みや手足の冷え、腰痛や頭痛なども起こります。
体以外の症状としては精神的な症状が出やすくなり、ホルモンバランスの乱れによるイライラや精神的不安、それによる不眠なども起こり易くなります。
特にイライラや精神的不安は更年期障害の典型的な症状であり、昔に比べてイライラする頻度が増えた、何かしらに不安を覚えると言った場合には更年期障害の症状が現れている可能性が高いと考えた方が良いでしょう。