STD(性病・性感染症)とは?

STD(性病・性感染症)とは?

性行為を行うと言うことはごく当たり前の自然の摂理ともいえますし、子孫を残すためにDNAに組み込まれている行為ともいえます。
そのため思春期を迎え体が大人になっていくとともに性に対する興味を抱くのは自然な事ですし、好きな人との性行為に興じるということは決して悪いことではありません。
身体を通してのコミュニケーションはお互いの理解を深めるとともに相性を確認することも出来ますし、性行為でしか得ることが出来ない快感というものを得ることも出来ます
しかし性行為を行う上で気を付けなければいけないのがむやみやたらに性行為をしないということと、性行為を行う場合には体のことも考えて行為に臨むことや、性行為により感染する病気などもあるということを正しく理解した上で性行為を行うと言うことが全ての人に求められることになります。
性行為を行う場合には病気などのリスクもあると言うことも考えてそれを予防することも必要となりますし、自分が病気になった場合にどのように対処すればいいのかも知っておく必要があります。

STD(性感染症・性病)は、性行為によって感染する病気

STDと性行為

性行為を行うことは快感を得られるため、どうしてもそればかりを求めてしまう人も少なくありません。
その場合には性行為を介して感染する病気が数多くあることも知っておく必要があります。
性行為と言うのは男女の体が密着しますし、男性の性器を女性の性器内に挿入するという日常でまず起こりえないことをする行為でもあります。
この挿入した際にどちらかが病気を持っていた場合、お互いに性病になってしまいます。この病気を医学的にはして「STD」と呼んでおり、一般的には性病と呼ばれています。
このSTD(性病)は性行為などを媒介にして感染していく恐ろしい病気であり、相手がいないと成立しない病気です。
しかし性行為で感染した場合にはなかなか自分が感染していることに気づきにくい病気でもあります。
もし感染したのを知らないまま性行為を色々な人と行えば、それにより感染者はどんどん増えていくことになりますし、STDは感染してから発症するまでの期間が長いものが多いのでその間にも感染者を増加させてしまう危険性も高い病気と言えます。

STDは色んな性行為で発症する可能性がある

オーラル性行為でのSTD感染率

性病がうつるケースとしては、通常の性行為だけでなくアナル性行為という通常の性行為以外の性行為でも感染しますし、オーラル性行為と呼ばれる口を使用した性行為でも感染することが確認されています。
そのため通常の性行為以外でも感染するリスクがあるということも知っておかなければいけませんので、興味本位に色々な性行為を行うことは感染部位を広げてしまう可能性も高くなることを理解しておかなければいけません。
STDには非常にたくさんの病気の種類があるため、感染した場合の症状も異なりますしその治療法も違います。
なによりSTDが怖いのは、自分が知らない間に症状が進行していることも多いと言う事と、STDに感染していることにより他の病気を併発してしまう可能性も極めて高くなってしまう事です。

STDに感染しておこりえる症状

STDで起こりえる症状

STDに感染している場合、性器の粘膜が炎症を起こしている状態となります。
本来性器の粘膜は外部からの雑菌やウイルスなどを内部に入り込ませないための防御壁のようなものですので、それが正しく機能していない場合にはウイルスなどの攻撃による病気を発症しやすくなります。
それだけでなく性器が正常な状態を保てていないと言うことにより、不妊症になるリスクも高まりますし、もし妊娠出来て出産した場合にも、生まれてきた子供が感染してしまい病気になるという危険性も高くなります。
STDに感染していることは百害あって一利なしですし、早い時期に治療を行うことで性行為による感染拡大の危険性を取り除くことが出来、安心して性行為を行うことが可能になるわけです。

無症状感染の増加と若年層への広がり

年齢別STD発症者

STDは誰もが感染する可能性がある病気ですので、決して対岸の火事といった病気ではなく非常に身近にある病気だと考えなければいけません。
近年ではSTDに感染する年齢層が低くなってきており、若年層の感染率が上昇してきているというデータもあります。
これは若年層の性行為に関する経験と知識の不足、性行為が昔にくらべ身近になっているため若年層にまで性行為を行う人が増えていることが原因となっています。
正し知識を得たうえで性行為を行うのであればSTDへの感染は未然に防ぐことが出来ますし、体の調子がおかしいと感じた場合には医療機関に行き診察してもらうことも可能になります。
しかし若年層の場合は正しい知識を得ていないのにもかかわらず性行為の快感に溺れてしまうケースが多く、特定の相手だけでなく複数の相手と快感を得る為だけに性行為を重ねてしまうという問題が考えられます。
それにより若年層でのSTDが増加しているわけです。
それとともに若年層の場合STDに感染したことに気付いた場合でもなかなかそれを親に言い出せずにいて病気の症状が進行してしまうというケースも多く、若年層ならではの恥ずかしいと言う感情などもSTD発見を遅らせてしまう原因となっています。
それと同時に無症状感染が増加しているのもSTDの患者が増えてきている原因となっています。
この無症状感染というのはSTDに感染した場合でもそれに気づかないという状態で、特に女性に多い症状となります。
特にクラミジア・淋病という病気には注意が必要で、これらの病気は男性の場合は高確率で症状が現れ、排尿などの際に激しい痛みを伴うことになります。
しかし同じ病原菌であっても女性の場合は症状が発症しないままSTDの状態を維持し続けているということも少なくないので自分では気が付かない間に病気を関係した男性に感染させている可能性もあります。
クラミジアや淋病の場合女性の80%程度が無症状感染と言われていますので、ほとんどの人が自分が性病に冒されていることを知らないまま生活している可能性があるわけです。
男性の場合はおよそ20%程度が無症状感染となるため、多くの場合は自覚症状があるので気づきますが、それでも10人に2人は自覚症状が出ないので、それを知らないまま生活している場合も有ります。
この無症状感染の恐ろしさは自覚症状が無いため発見するのが難しく、気が付くまでの間は治療をすることもできないという危険性があると言うことです。
それにより感染者が増えてしまうリスクも高まるため、無症状感染が増えていることはゆゆしき事態であると考えた方が良いでしょう。