ジェネリック医療品の価格

ジェネリックの価格

ジェネリック医療品は新薬に比べて使用する際の負担となる費用が少なくて済むと言う非常に大きなメリットがあります。
効き目に関しても国の認可を得ているので安全性に関しては問題ないと言えますので、新薬を使用するよりもジェネリック品を使用する人が増加しているのもわかるのではないでしょうか。
では何故ジェネリック医療品が安価に使用できるのかと言えば、それは後発で製造されているからにほかなりません。
ジェネリック医療品が新薬の特許が切れた後に製造されたと言うことを説明しましたが、この後発であるということが非常に大きな意味を持っており、後発で製造をすることにより新薬を製造するよりも遥かに安い費用での開発が可能になるわけです。
これは新薬を製造することとも深く関わりがあるので、何故新薬を使用する場合には費用負担が大きくなるのかを理解する必要があります。

ジェネリック医療品は新薬よりも開発費が安い

新薬とジェネリックの開発費

ジェネリック医療品というものは新薬と同等の効果を得ることが出来る画期的な医療品といえます。
そのため最初からジェネリック品を作ればいいのではないかと考える人も少なくないでしょう。
しかしジェネリック医療品を製造するためには段階を踏む必要がありますし、ジェネリック品の元となる新薬には新薬を製造して認可してもらう際に必ず特許という権利が発生します。
この特許があるからこそ製薬会社は新薬を開発することが出来ると言っても過言ではありません。
もし新薬を開発してすぐにその薬を模倣されて同じようなものが出回ってしまった場合、開発を行った製薬会社は全く利益を上げることが出来なくなりますし、それがまかり通ってしまうと費用をつぎ込んで新薬を開発しようとする製薬会社は無くなってしまうでしょう。
しかし特許があるからこそ新薬を開発してそれが認可された場合、開発した製薬会社が優先的にそれを販売することが可能になり新薬開発にかかった開発費を回収することが可能になるわけです。
そのため特許期間が生きている新薬は他に競合する薬が無いため価格が高いわけです。

新薬の開発から商品化まで

新薬開発の流れ

一般的に新薬を開発する際にかかる期間と開発費用はどれくらいかかるのかといえば、薬の種類によってその期間も開発費用も大きく異なりますが、平均的には開発に10~15年、長い場合は20年近くの歳月を必要とすると言われています。
もちろん開発期間の長さに応じて開発費用も多くなることが考えられます。
その際の開発費用は数十億~100億円以上とも言われており、非常に高額な開発費用が必要となるわけです。
これだけの時間と費用をつぎ込んで新薬を開発するわけですので、どうしてもその開発費用を回収するために薬自体の価格が高くなるのは仕方がないことだと言えます。
何故新薬開発にこれほどの時間と費用が必要になるのかと言えば、新薬はまだ国に認可されていない新しい薬であるため、実際にどんな効果がありどのような病気の症状に効き目が出るのか、使用した場合に副作用などは起きないのか、どれくらいの容量を使用すれば効果がでるのかといった実験や検査などを繰り返し行わなければいけません。
いくら効果のある薬ができてもそれが人体に対しプラスだけでなくマイナスの効果も与えるようでは危険性が高すぎるので認可されることが無いと言えます。
そのため限りなく安全であり正確な効果や副作用の有無などを詳細に調べ上げる必要があり、それを完ぺきなものにするために膨大な時間と費用が必要になるわけです。
今使用している薬はどれも時間と費用をかけて開発されたものですので、使用する際の費用負担が大きくなるのは当然のことだと言えるでしょう。

ジェネリックの開発から商品化まで

ジェネリックの開発期間

では特許が切れた後に開発することが出来るジェネリック医療品はどれくらいの期間と費用が必要になるのかと言えば、ジェネリックの場合は新薬を一から開発するよりも大幅に開発期間も費用も少なくすることが出来ます。
これには理由があり、ジェネリックの場合新薬に使用されている効能のある成分をほぼそのまま使用して製造することができるので、その成分の実験などを繰り返して安全性や効き目を確かめる必要がほとんどないと言えます。
もちろん100%新薬をそのまま模倣することは出来ませんので、製薬会社ごとに細部を多少変えるなどは必要となります。
それでもすでに新薬として認可されている成分を使用するので開発の時間も大幅に短縮できますし、開発費用もかなり安価にすることが出来ます。新薬と比べた場合ジェネリック品の開発期間は3~5年程度と言われており、新薬の3分の1~5分の1程度の期間で開発することが可能になっています。
開発費用に関しても新薬の数十億~100億という費用と比べると、数十分の1程度の費用で開発することが可能となっています。薬によっては100分の1程度の1億円くらいで開発することが可能な場合も有ると言われていますので、ジェネリック医療品の価格が新薬よりも安価なのは開発費が安いからということが直接的に関係していると言えます。

実際にどれくらい負担が軽くなるの?

ジェネリックは負担額が減る

ジェネリック医療品を使用した場合にどれくらい負担が減るのかが知りたい人も多いでしょう。
もし新薬からジェネリックに切り替えたのに数十円~数百円程度しか負担が変わらないのであれば、わざわざ新薬から切り替える必要性が感じられないと言えます。
では実際にどれくらい負担が軽減できるのかと言えば、薬の種類にもよりますが3~5割程度負担が軽くなることが分かっています。
もし新薬で毎回1000円の薬代負担を強いられていた場合には、それが700円~500円程度の負担で済むようになります。特に継続的に通院して薬を毎日飲まなければいけないような病気や怪我の場合には、大幅に負担額を減らすことが出来ます。
例えば毎週新薬で1000円の負担が必要だった場合1ヶ月で4000円もの負担が必要となります。
もし3割負担が軽くなるとすると700円×4週で2800円の負担で済むことになり、1ヶ月あたり1200円も安くなるわけです。
それが1年続くと1200円×12ヶ月ですので14400円も負担を軽減することが可能になります。
そのため費用負担が気になっている場合にはジェネリック品に切替するだけで自己負担額を大幅に削減することが出来、今までよりも負担を気にすることなくを安心して受けることが出来るようになるでしょう。