あがり症とは?

あがり症とは?

生活していく上では人前で話をする機会も避けられませんし、学校や会社といった大勢が集まる前で何かを行わなければいけないことも少なくありません。
その場合人の面前に出るのに慣れていれば問題はありませんが、他人と接するのが苦手である場合や大勢の人に見られるのが苦手な場合、あがり症という症状により正しく行動できないといった状態に陥ることも考えられます。
このあがり症は特定の環境下のみ起きる症状なので通常生活には問題を生じることはありませんが、あがり症による症状に悩む人も少なくないですし、その症状が仕事や集団生活にマイナスに働くことも考えられます。

症状のチェックと診断

あがり症の症状

あがり症の症状を確認するためには、自分自身であがり症なのかをセルフチェックすることでも判断が可能です。
基本的にあがり症の症状は分かりやすい症状が見て取れますので、チェックした項目が当てはまっているのかどうかで自分があがり症なのか、それともあがり症とは全く無縁なのかが分かります。
チェックする項目としては複数の項目がありますので、あがり症にも種類があるため自分がどのあがり症に属しているのかも知ることが出来ます。症状としては顔が赤面する、汗をかくなどがあり、どの症状の場合も恐怖を感じることによる恐怖症という症状があがり症の元になっていると言えます。
診断する項目は千差万別であり人によって現れる症状が異なるため、チェック項目に必ずしも当てはまると言うことはありません。
しかしどの項目の場合も精神的不安を感じるといった項目が多いですので、自分の生活の中でそういった経験があるのならあがり症であることを疑う必要も出てきます。

あがり症の診断チェック項目
  1. 診断項目としては人前に出ると赤面してしまう
  2. 人前に出ると大量の汗をかく
  3. 人まで話をすると言葉に詰まる、どもってしまう
  4. 人前で手足が震える
  5. 他人を正面で直視できない
  6. 他人の視線が気になり恐怖を感じる
  7. 人と話す時に視線が泳いでしまう
  8. 人前に出ること自体に恐怖を感じる
  9. 他人に傷つけられるのではないか、傷つけてしまうのではないかと感じる
  10. 電話に出るのが苦痛に感じる
  11. まわりの目が気になって不安になる
  12. 自分の視線の動きが気になり不安になる
  13. 人の面前で話すこと自体が憂鬱に感じる
  14. 会社などでのスピーチが憂鬱で動悸を感じる
  15. 人前に出ると体調が悪くなる
  16. 人前に出る前に尿意を感じることが多い

これらの項目に一つでも当てはまる場合にはあがり症である可能性が極めて高くなりますし、当てはまる項目が多ければ多いほどあがり症の症状が重度であり深刻だと言うことになりますしその症状が酷ければそれだけ恐怖症としての症状が重いことをし示しています。
あがり症は単に対人関係で緊張してしまうという以外にも、放置しておくとそれが原因で精神的な病を発症することも少なくありません。
そのためチェック項目の症状に当てはまる場合や、自分でそれを自覚しているのであればあがり症を克服するための対策を講じる必要があると考えた方が良いでしょう。

あがり症と共通する神経症の主な症状

あがり症と神経症の共通点

あがり症は神経症の症状の総称といった意味合いが強く、色々な神経症のことをあがり症と呼称しています。
神経症しては赤面症という人前に出ると顔が異常に赤くなる症状や、多汗症という人前に出ると顔や脇などに大量の汗をかきそれが止まらなくなる症状が典型的な神経症の症状となります。
これらは緊張により身体が異常に反応してしまうことで起こる症状で、見た目にもその変化が分かりやすく自分でも症状を認識しやすい神経症となります。
赤面症や多汗症以外には対人不安や対人緊張という神経症の症状も有名な神経症の症状となります。
対人不安は会社や学校などで上司や上級生と合う前に不安に駆られてしまう症状で、気分的に憂鬱になるという特徴があります。
対人緊張は人と関わる際に必要以上に緊張してしまう症状で、赤面症や多汗症と同じくあがり症の症状の中でも最も多い症状となります。
基本的に対人緊張が元で他の神経症の症状が出る場合が多いため、あがり症という症状の基盤となっている神経症といえます。
他にも人と相対した時に手足が震えてしまいそれが止まらなくなる震え恐怖症や、他人と接する際に相手を直視することが出来ない正視恐怖症、逆に相手の視線により上手く接することが出来なくなる視線恐怖症もあがり症と共通することになる神経症の一つです。
正視恐怖症と視線恐怖症の両方の神経症がある場合には、相手を見ることも見られることも恐怖を感じてしまい緊張する為、あがり症の症状としては重いものとなります。
吃音症という神経症もあがり症に多く現れる症状で、自分の話す言葉が上手く出ないという恐怖を感じることで、最初の言い出しが上手く出来ず言葉が詰まるという状態になります。
電話に出る場合やスピーチなどを行う場合に言葉が上手く出なかったらどうしようという不安からこの吃音症という神経症の症状が発症しやすくなります。これ以外にも異性に対して苦手意識を感じる男性恐怖症や女性恐怖症などもあがり症と共通する神経症の症状となります。

あがり症に影響すると思われる神経症の症状

あがり症に影響をすると思われる神経症の症状

あがり症に影響すると思われる神経症の症状としては、自分自身に対して感じる劣等感や色々なことに対し異常に不安を覚えてしまう心配症、前に失敗したことを引きずっており、同じ失敗をした場合を考えてしまうと言った予期恐怖などもあがり症の症状に影響を及ぼすものとなります。
劣等感は自分に自信が持てない状態になっているため、常にどこかしら後ろめたい気持ちを抱えていますし、完ぺきを求めるあまり更にその劣等感が強くなると言うことも考えられます。
これは自分で自分を精神的に追い込んでいることになり、それがあがり症に多大な影響を及ぼしてしまうことになります。
心配症に関しても、起きてもいないことに対し無意味に精神をすり減らしてしまいますので、精神的不安が大きくなりあがり症の症状を悪化させる場合も想定しなくてはいけないでしょう。
どの症状の場合も自分自身で精神不安を煽っていることになりますし、それが大きくなればあがり症の症状を多数併発してしまう原因にもなりますので影響力が強いと考えなければいけません。