むくみとは

むくみ(浮腫)は、体外に排出されず体内に残った水分や老廃物が皮膚の下に溜まった状態を指します。

「朝起きたら、顔がパンパン…」
「夕方になると靴がキツくて履きづらい…」

身体がむくむと腫れぼったい外見に悩まされるだけでなく、だるさや痛みによって日常生活に支障をきたす恐れがあります。
むくみが起こる背景には病気が隠れているケースもあり、「たかがむくみ」と放置していると重篤な体調不良に発展してしまうこともあるのです。

むくみは血行不良や塩分の取り過ぎ、運動不足、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな原因によって誰にでも起こりうる症状ですが、正しい知識のもと早めに対処すれば悪化を予防できます。

むくみの程度はどのくらい?セルフチェックしてみましょう

以下の項目をチェックして、いくつ当てはまるでしょうか?
該当項目の数によって、現在のむくみ度がわかります。

□ 手足が冷えていると感じる
□ 身体を動かさず同じ姿勢で過ごす時間が長い
□ 運動不足だ
□ 肩がこっている
□ 頭痛が起こりやすい
□ 運動不足だ
□ すぐに疲れる
□ 汗はかかないほうだと思う
□ 甘い食べものを好んでよく食べる
□ 脂っこい食べものを好んでよく食べる
□ 水分や塩分をたくさん摂っている
□ 朝食を食べないことが多い
□ アルコールを好んでよく飲む
□ 生活リズムが不規則だ
□ 足も手もむくんでいる
□ 立ちくらみすることがある
□ 足のむくみやだるさ、重さを感じる
□ 足がしびれる
□ 尿の回数が多いと感じる
□ 全身がだるい

1~4当てはまる【むくみ度5%】
今のところ、むくみを感じることなく過ごせているようです。
現在の生活習慣を続けて、健康な身体をキープしましょう。
ただし油断は禁物。適度な運動やバランスのとれた食事など、常に意識しておくことが大切です。

5~9当てはまる【むくみ度30%】
明確なむくみは現れていなくても、身体のだるさを感じていませんか?
むくみは放置すると悪化するだけでなく、血圧に悪影響をおよぼす可能性も。
食事の塩分や糖分の量、飲酒量、ライフスタイルなどを見直してみる必要がありそうです。

10~15当てはまる【むくみ度60%】
頻度は少なくても、むくみを生じているようです。
デスクワークや立ち仕事など、長時間同じ姿勢を保っている人は要注意。
血流が悪化すると老廃物や水分を溜めこむため、むくみを招きやすくなります。
バランスの取れた食事や規則正しい生活を心がけるほか、マッサージや軽い運動といった積極的なケアを行なっていきましょう。

16~20当てはまる【むくみ度95%】
手足のひどいむくみに悩まされていませんか?
冷えやしびれ、尿の出にくさなども感じている場合には、なんらかの病気のせいでむくみを生じている可能性があります。
倦怠感や体調不良が続いている場合には、医療機関を受診してみてください。

むくみが起こるメカニズム

むくみは、細胞と細胞のあいだに過剰な水分が停滞した状態です。

もともと人間の身体は、ほとんどが水分でできています。
人体の組織のうち、成人は60~65%、子供は約70%、新生児は約75%が水分で占められています。

人間の体内にある水分は、細胞内に含まれる細胞内液とそれ以外の細胞外液に分類されます。
細胞外液には体中を循環している血液やリンパ液のほか、細胞と細胞のすきまを満たしている細胞間液などがあります。

身体に必要がない水分や老廃物は、血液によって静脈やリンパ管に運ばれたあと尿として排出されます。
ところが血流が停滞したりリンパ管が圧迫されたりすると水分や老廃物の運搬が妨げられるため、体内に溜めこんでしまうしかありません。

本来であれば尿として体外に排出されるべき水分・老廃物が血管から染み出て、細胞と細胞のあいだに溜まっている状態(=細胞間液が増加した状態)がむくみなのです。

むくみを繰り返す遺伝子がある

むくみは生活習慣や体質・体調の変化など後天的な要因で起こることがほとんどですが、むくみをくり返しやすいという場合には遺伝性血管性浮腫=Hereditary angioedema(HAE)という疾患の可能性があります。

遺伝性血管性浮腫は、生まれつき血液中のC1インヒビター(たんぱく質の一種)が少ないために発症します。
C1インヒビターはむくみの原因であるブラジキニンの量を調整する働きをもっていますが、量が少なく活性が弱いとブラジキニンが優位に。そのせいで、むくみが起こりやすくなってしまうのです。

遺伝性血管性浮腫は治療できる病気です。
繰り返すむくみに悩まされている人は医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

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