むくみの予防・対処法

身体がむくんでしまったら…。
その日のうちにケアしてこまめに解消しておかないと、どんどんむくみを蓄積していくことになってしまいます。

・日ごろからむくみにくい身体作りを意識する
・自分でできるむくみ改善方法を実行する

むくみの予防法および対処方法を実行して、巡りのいいスッキリとした身体を目指していきましょう。

むくみの予防方法

むくみ予防で重要なのは、血液の巡りを滞らせないことです。
血行がスムーズであれば細胞間に余分な水分が停滞することはなく、むくみが生じにくくなります。

また過剰な水分を溜めこまないことも大切。
水分の摂取量はもちろん、塩分やたんぱく質といった栄養素の摂取バランスも、水分を溜めこまない身体作りのポイントです。

適度な運動や入浴を習慣にする

筋肉の量が少ない人は血液を循環させるポンプの役割が弱いため、むくみを生じやすくなります。
また長時間同じ姿勢で過ごさずに身体をほぐして血流の停滞を解消するという点でも、普段から軽い運動を心がけることが大切。

入浴も、血流促進に有効です。余分な水分・老廃物の排出がスムーズになるほか、水圧によるマッサージ効果も期待できます。

こまめに水分を摂る

むくみ=余分な水分が溜まった状態。だから水を飲む量を減らそう…と考えるのは間違いです。
水分の摂取量が少ないと、不足分を補おうと身体は水分を溜めこんでしまいます。

むくむことを気にして水分の摂取量を減らすより、少量でもこまめに水分補給することを心がけましょう。

たんぱく質・ビタミンB群・カリウムの摂取を意識する

たんぱく質には血管内および外の水分量をコントロールする働きがあり、ビタミンB群は水分の代謝促進と全身の水分バランスをキープする作用を持っています。

またカリウムは余分な水分の排出を助けるので、むくみやすさを感じている人は意識的に摂りたい栄養素です。

【たんぱく質を多く含む食材】
肉、魚、卵、牛乳、チーズ、豆腐、納豆など

【ビタミンB群を多く含む食材】
レバー、バナナ、ナッツ類、カツオ、まぐろの赤身など

【カリウムを多く含む食材】
アボカド、きゅうり、バナナ、里芋、メロン、ホウレン草など

塩分は控えめに

人間の身体は常に一定の塩分濃度を保つよう働いているため、塩分を過剰に摂取すると濃度を薄めようと血管内に水分を溜めこみやすくなってしまいます。
溜まりすぎた水分は血管外へ染み出し、細胞と細胞のあいだに溜まってむくみの原因に。

ハムやソーセージといった塩分を多く含む加工食品や総菜を好んで食べる人は、塩分控えめで薄味の食事を摂るよう心がけてください。

むくみの対処・改善方法

むくみの予防を意識しているにもかかわらずむくみを生じてしまった場合には、そのままにせず早めの段階でケアしておくことが大切です。

むくみを放置すると溜まった老廃物が脂肪に取り込まれ、セルライトを作ってしまうきっかけに。
セルライトの発生・増加によってさらなる血流の悪化が引き起こされるため、結果的にむくみやすい状態が続いてしまうのです。

むくみの解消方法は、即効性の高い手段やじっくりと時間をかけて行なう体質改善など、目的によって異なります。

利尿剤を服用する

利尿剤の服用は、むくみ改善にとってもっとも効果が明確で即効性の高い方法です。

利尿剤は高血圧の治療に用いられる医薬品で、尿量を増加させて水分や電解質を排出させる働きがあります。
身体にとって余分な水分だと判断されたのが尿ですが、身体に必要だと判断された水分までも排出するのが利尿剤の役割です。

体内に残すべき水分も排出する=余分な水分は一切残らない

強力なむくみ改善効果を発揮する反面、めまいや頭痛、倦怠感といった副作用には注意が必要です。

【利尿剤の種類】
ラシックス、ルプラック、アルダクトン、フルイトラン

セルフマッサージを行なう

むくみ改善マッサージは、むくんでいる部分を揉んでほぐすのではありません。
なでる・ほぐすことでリンパの流れを促進し、余分な水分や老廃物の排出を助けることが目的です。

【脚のマッサージ】

①ひざ裏や脚のつけ根などリンパ管が集まっている箇所をさすってほぐしておく
②身体の末端(足先)から内側へ向かってさすり、リンパ液を流します
(ふくらはぎの場合は足首から膝へ、太ももは下から上へ)
③最後に足先から太もものつけ根まで、脚部を全体的になで上げる

また人間の身体には、多くのツボがあります。
鍼や灸での刺激によって不調の緩和を図る方法ですが、指でグーッと押すだけでもOK。
血行不良や冷えに有効なツボを刺激して、むくみの改善を目指しましょう。

湧泉(ゆうせん)/血行促進
足裏の土ふまずの上部、足の指をグーっと握った際にくぼむ部分

足三里(あしさんり)/足の疲れやむくみ、胃腸症状などに有効
すねの外側、膝の皿部分のすぐ下から指4本分離れた部分にある

三陰交(さんいんこう)/肝臓、腎臓に働きを助けるほか、冷えの改善に有効
くるぶしの内側の一番高い部分から、指4本分離れた部分にある

漢方薬を服用する

漢方医学は中国から伝わり、日本で独自の発展を続けてきた医学です。

心と身体は一体であるという考えのもと、「気・血・水」のバランスを整えて自然治癒力を高める目的で用いられます。
むくみの原因はさまざまですが、むくみには主に「水」の働きを強める漢方薬を用います。

五苓散(ごれいさん)
体内の水分量をコントロールします

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
体力低下している人に用いられ、利尿作用によってむくみを改善します

猪苓湯(ちょれいとう)
余分な水分を排出する作用があり、排尿障害を患っている人に用いられます

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
体内に水分を溜めこみやすい、いわゆる水太り体質の人に適しています

生活習慣と体質の改善で、むくみの発生・悪化を予防しましょう

むくみは誰にでも起こる可能性がある身体症状です。

「身体が太く見える」「顔がパンパン」など外見の印象を損なうだけでなく、痛みやだるさを伴って日常生活に支障をきたすケースも。
むくみを防ぐ生活習慣を意識して実践することはもちろん、むくみを感じたら放置せずに早い段階で適切なケアを行なうことが必要です。

むくみは、身体の内側と外側からのアプローチによって改善できます。
ちょっとした日ごろの体調の変化に気づき、症状に合わせて身体をねぎらうことで、見た目にスッキリと美しく健康的な身体を目指しましょう。

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