こころの病気とは

うつ病や双極性障害などの気分障害、統合失調症、不安障害(あがり症など)は心の病気=精神疾患として世間では認識されていますが、実際は脳の神経障害です。

日本人のおよそ5人に1人が発症しているとされ、自分だけでなく家族や友人、職場の仲間など、いつ身近な人がなってもおかしくありません。
そのため、すべての人が病気に関して知識を持っておく必要があると言えます。

こころの病気は心理的なストレスと脳内伝達物質が大きく関係しています

神経伝達ホルモン・シプナスの画像

最近の脳科学では人の感情・思考・意思は、脳で無数の神経細胞の情報伝達の中で役割分担がなされ、コントロールされている事が分かってきました。

神経細胞同志はシプナスという繋ぎ目があり、シプナスの隙間から情報伝達物質が送り出されています。
送り出された情報伝達物質が次の神経へ受け取られ、感情や思考、意思などが発生するのです。

精神疾患の場合は神経伝達物質に異変が起こっているとされています。
神経伝達物質は数多く存在し、そのなかで精神疾患に関係していると言われているのが、セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンです。

セロトニン・・ノルアドレナリン・ドパミンのバランスを調整し、リラックスさせる。別名幸せホルモン。不足すると攻撃的になる。

ノルアドレナリン・・怒りや不快感をもたらす。過剰になると攻撃的、不足するとい気力が低下する。

ドパミン・・快楽や喜びをもたらす。意欲が高まる。過剰になると自分を抑制しにくくなり、不足すると興味や意欲の低下・無気力状態となる。

精神疾患は上記の伝達物質の減少・働きの低下によって引き起こされるとされています。
働きすぎによる疲労・人間関係のトラブル・生活環境の変化・大災害や家族の不幸など、心理的・身体的ストレスを受けると、伝達物質のバランスが崩れる原因となってしまうのです。

こころの病気でもっとも多いのがうつ病などの気分障害

精神疾患の患者数

精神疾患でもっとも患者数が多いのが、うつ病などの気分障害です。
同じ気分障害と分類される疾患に双極性障害がありますが、この二つは違う病気であるため、治療アプローチも異なります。

※治療方法に関してはそれぞれのページをご覧ください。

うつ病とは 双極性障害とは

簡単うつセルフチェック

□ 毎日の生活に充実感が得られない

□ 趣味などこれまで楽しめていたものが楽しめなくなっている

□ 以前はなんでもなかった事が、今は億劫に感じる

□ 自分は価値がない人間に思える

□ 理由なく疲れた感じがする

うつ病の原因は様々です

  • 過度な仕事量・人間関係・環境の変化によるストレス
  • 性格が生真面目・正義感が強い・完璧主義である
  • 家族にうつ病を発症した人がいる
  • これらが組み合わさり、発症するとされています。

    その他のよくあるこころの病気

    うつ病以外によくある心の病気として挙げられるのが、先にも少し触れた双極性障害、統合失調症、不安障害(あがり症)などです。

    双極性障害

    双極性障害は「躁うつ病」ともいわれ、憂うつな気分となるうつ状態と、気分が高揚する躁状態を繰り返す病気ですが、うつとは異なる疾患です。

    躁状態にある時は気分が高揚し、周りから見ても明らかにハイテンションでよく喋ります。衝動的になり、逸脱行為に走る場合も少なくありません。
    対してうつ状態に入った時は、気分が激しく落ち込み、興味や喜びが喪失します。

    不安障害(あがり症)

    人前に出ると、緊張感や不安感、恐怖感を強く感じるのがあがり症です。それによって顔が赤くなり、動悸や震え、発汗など身体症状が強く現れます。

    緊張は誰にでもあることですが、場数を踏むにつれて自然に振る舞えるようになるものです。
    しかしそれが極度である場合は、社会生活や仕事に支障をきたす場合があります。

    統合失調症

    統合失調症の代表的な症状は幻覚や妄想です。およそ100人に1人がかかっています。
    もともとは精神分離症として知られていた疾患ですが、平成14年より統合失調症へと病名が変わりました。他人と交流し社会生活の営みが難しくなります。

    こころの病気を放置してはいけません

    精神疾患は治療せず放っておくと、症状は次第に悪化していきます。
    症状が進んでしまってから治療を開始しても、治療の成果が上がらず治療機関も長くなってしまうでしょう。

    複数の精神疾患が合併する可能性もあるため、心身の不調が続く場合は一人で抱え込まず、医師や信頼のできる人に相談し助けてもらう事が大切です。

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