更年期障害の症状

さまざまな更年期障害の症状

身体的な症状や精神的な症状まで、さまざまな不調を引き起こす更年期障害ですが、日常生活に影響を及ぼすほど辛い症状です。

他の病気が関与しておらず日常生活にも影響がない場合は更年期症状といい、仕事や家事ができないほどに悪化している場合を更年期障害といいます。

代表的な症状には、頭痛や動悸・めまい・不眠・倦怠感・冷え・イライラ・ゆううつ感・集中力の低下など数百種類もあると言われているのです。

なかでもホットフラッシュとも呼ばれる、ほてり・発汗・のぼせなどの症状は、女性にあらわれやすいといわれています。

あらわれる症状も度合いも個人差があるため、更年期障害の症状についての理解を深めて素早く対処できるよう備えましょう。

更年期の症状はさまざま

症状には全て性ホルモンが関係していて、体内での分泌量が減ることによって自律神経のバランスにも影響を及ぼすのです。

こうした男女の身体で起こる自律神経への影響が、さまざまな調整機能を乱します。

そして男性の場合は、テストステロンの減少で活力や意欲の低下などの症状も起こりやすくなるのです。

女性の更年期障害は一般的に広く知られていますが、男性の場合は疲れや加齢のせいだと思われがちなED(勃起障害)や脱毛も更年期障害の症状である可能性があるため、注意しましょう。

また運動器官系・消化器官系・皮膚分泌系・血管運動系・泌尿器や生殖器系・精神神経系に分類される数多くの更年期症状もあてはまります。

代表的な症状の特徴
頭痛
(精神神経系)
緊張型頭痛によって肩こりを引き起こしたり、片頭痛から吐き気や視覚異常を引き起こし寝込むほど悪化する場合もある。
また、頭痛だけでなく、めまいやイライラを伴うことがある。
ホットフラッシュ
(血管運動神経系)
更年期の女性に多くみられる症状。
血管の収縮・拡張のコントロールがうまくいかなくなることで、急な顔の紅潮・身体の熱感が起こり、汗がとまらなくなったり動悸が激しくなったりする。
ドライアイ
(皮膚・分泌系)
更年期の男性には起こりにくい症状のひとつ。
目の乾燥のほかにも、疲れやすくなったり違和感や不快感がある、奥の方に痛みが起こる場合もある。
食欲不振
(消化器官系)
ホルモンバランスとともに自律神経が乱れることで胃腸に強い影響があらわれやすい。
食欲が減るほかにも、胃もたれや腹痛・胸やけ・吐き気を引き起こしやすくなる。
肩こり
(運動器官系)
血管の収縮・拡張のコントロールがうまくいかなくなるほか、疲労物質が溜まっているなど血行不良から肩こり、ほか腰痛など起こりやすい。
頻尿
(泌尿器・生殖器系)
骨盤底筋群の筋力が低下して、膀胱や尿道を支えられなくなると、頻尿を起こす。
悪化すると、尿失禁を起こす可能性もある。

イライラは更年期障害の初期症状で厄介

更年期障害を発症した人に多く、初期症状ともいえるイライラは厄介な症状でもあります。

怒りっぽくなったり、口調が強くなることで人が変わったように思われる人も少なくないでしょう。

それによって家族や友人と距離ができてしまう可能性があります。

そんなときにホットフラッシュや倦怠感などの症状が起きていても、距離をおかれたままの状態が続けば更にイライラが募ったり、気分が落ち込むという悪循環に陥る可能性があるのです。

最悪の場合は孤立して考え込むことが増えて、症状の悪化につながるかもしれません。

周囲の人から敬遠されていると、その根本にある更年期障害を発症していることを自覚しない限り、気付けなくなってしまいます。

気付きにくかったり、悪循環に陥ることがある更年期障害の初期症状「イライラ」は、周囲との関係が悪化する前に対処しましょう。

うつ病と深い関係がある更年期障害

症状に悩まされる女性

そして、更年期障害によって「うつ」が起こりやすくなることも知っておく必要があります。

性ホルモンの分泌量低下によって自律神経を乱し、ゆううつ感や不安感といった症状を引き起こすのです。

さらに更年期は、男性・女性ともに社会的にも精神的にもストレスを抱えやすいことから更年期うつを発症しやすくなります。

子どもの巣立ちによる喪失感や自身の衰え・健康に対する不安、親の介護など環境の変化がストレスとなり、更年期うつの発症リスクを高めてしまうのです。

精神疾患であるうつ病によく似た症状が多くあらわれるため、心に異変を感じたら早めに婦人科などの医療機関を受診するようにしましょう。

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