睡眠薬とは

睡眠薬は、眠りやすくしてくれたり・睡眠不足解消の手助けをしてくれる薬のことです。そして睡眠薬には、眠らせる作用があるので向精神薬に分類されます。

向精神薬とは、脳に働きかけて精神へ作用する薬です。抗鬱剤や抗不安剤も分類されますが、これらは精神疾患の治療に使われます。

精神面の緊張や不安を抑制して心身をリラックス状態に近づけることで、眠りにつきやすくしてくれる働きを持っているのが睡眠薬です。

同時に睡眠へ関係する物質の働きを促進させるので、自然に睡眠作用を得ることができます。

睡眠薬の歴史

向精神薬の1つとしてだったり不眠症治療薬として用いられる睡眠薬には、古い歴史があります。睡眠薬が確立されていなかった時代では、アヘンなどの麻薬や劇薬が使用されていたこともあるようです。

睡眠薬の生まれ変わり

バルビツール酸系(1950年代)→ベンゾジアゼピン系(1960年代)→非ベンゾジアゼピン系(1980年代)→メラトニン受容体作動薬とオレキシン受容体拮抗薬(近年)
睡眠薬の種類の移り変わり

1950年代にはバルビツール酸系の睡眠薬が作られ、当時主流となりました。

脳に直接作用する従来の睡眠薬とは異なりましたが、中枢神経抑制物質であるGABA受容体の働きを促進させると同時にほかの作用点も多くあったのです。

結果的に中枢神経全般を抑制するので、過剰服用などで呼吸機能に支障をきたすこともあったため服用量には細心の注意を払う必要がありました。

1960年代には、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が開発されて睡眠薬市場に大きな変化があらわれます。

バルビツール酸系同様GABA受容体に作用しながらも、他への作用が少ないので呼吸など命に関わる影響は大幅に改善されたのです。

しかし、健忘や依存性の危険性がまだ懸念されていたこともあって更に改良は進み、1980年代には非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が登場します。

これらは高い睡眠作用をそのままに、副作用を比較的軽くすることに成功した、GABA受動体に働きかける睡眠薬です。

また、ここ数年では作用機序が全く違う睡眠薬が登場しました。それはメラトニン受容体作動薬とオレキシン受容体拮抗薬です。

現段階では、これまでの睡眠薬にあった副作用がないので長期的に使用しても問題無いとされていますが、未だ確定した臨床効果は確率されていません。

古くから人々は不眠で悩んできたので、多くの改良がされてきた睡眠薬ですが、いま現在主流となっているのはベンゾジアゼピン系と非ベンゾジアゼピン系のものです。

病院から処方されるものも、これらのタイプなので安全性と高い効果を持っているので人気のある睡眠薬です。

睡眠薬と睡眠導入剤は同じ?

さまざまな睡眠薬

睡眠薬を「睡眠導入剤」と表記して販売している薬局もあります。ただ言い方が違うだけのようですが、正しくは意味も少し異なるのです。

睡眠薬も睡眠導入剤も、睡眠作用を持っている薬であることに違いはありません。

睡眠薬は「睡眠作用のある薬全般」のこと、睡眠導入剤は「入眠作用が強い薬」のことを意味しています。

つまり睡眠薬の中でも、寝付きやすくすることに特化している薬が睡眠導入剤であるといえます。

ただし場合によっては、全ての睡眠薬は睡眠導入剤である、と同じ意味で使用する医師や薬局などもあるので臨機応変に対応することも必要です。

睡眠薬の依存性は低くなっている

従来の睡眠薬は、依存性が高いことでも知られていました。しかし、それは改善されてきていて依存性は低くなってきています。

ただし、全ての睡眠薬が依存しないという訳ではありません。薬物依存同様に、身体依存・精神依存・耐性の3つの要素に注意が必要です。

    耐性

    薬の効果に身体が慣れてしまって、効果が弱く感じてしまうことです。これによって耐性ができ、飲む量が増えることにもつながってしまいます。

    身体依存

    長期的に飲むことで起こることが多い依存で、常に薬の成分が体内にある状態に慣れてしまうことです。
    すると、薬の成分が体内からなくなると離脱症状などの体調不良や逆に不眠が悪化してしまいます。

    精神依存

    即効性を感じたり、効果の切れがよくわかる人ほど精神的に頼りがちになってしまいます。

    不眠の症状は良くなっているにも関わらず、心の依存から睡眠薬を飲まないと眠れないことが起きてしまうのです。

    睡眠作用が強いバルビツール酸系やベンゾジアゼピン系睡眠薬は、薬の効果と同様に切れも分かりやすいので、注意せずに服用していると依存しやすくなります。

非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、半減期と呼ばれる効果持続時間が長くなっていて、緩やかに効果を発揮して緩やかに切れていくので急激な変化は身体に起こりません。

自然な睡眠作用があることが、依存性の低さにつながっています。ただ、他の薬同様に過剰に飲み過ぎると作用が強くなるので、正しい用法・用量で服用することは大切です。

睡眠薬の市販と処方の違い

睡眠薬には医師の診察のもと処方される処方薬と、処方箋なしでも薬局で購入できる市販薬などがあります。特徴と購入方法に違いを紹介します。

    処方薬

    個人差がある症状や頻度に応じて医師の了解を得た上で、処方される睡眠薬です。

    ベンゾジアゼピン系が広く処方されていて1時間程度で効き目があらわれ、約2~4時間程度で切れます。

    種類によっては、12時間や30時間以上効果が続く睡眠薬もあります。効果の持続時間が長くなれば、作用も長くなるのが特徴です。

    市販薬

    医師による処方はいらない、薬局などで購入できる睡眠薬があります。睡眠薬や睡眠導入剤ではなく「睡眠改善薬」と記載されているものもあります。

    広く利用できるよう、一時的な不眠症状を緩和させる為に作られています。
    特徴は、風邪薬などに含まれる抗ヒスタミンの副作用で知られる眠気の働きを利用している点です。

アレルギー症状を抑える薬や風邪薬など効き目を感じやすい方は、睡眠作用も体感しやすいといえます。
現在は、これだけでなく通販サイトでも睡眠薬を購入することができます。

それも、副作用とともに依存性が低いとされる非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。

処方薬にしても市販薬にしても、欲しい時には病院や店舗に出向いて購入しなければなりません。しかし、通販ならネットから簡単に購入することができるのです。

比較的副作用が軽い睡眠薬であっても、過剰に飲むと作用が強くなるので正しい飲み方をすることで安全に利用してください。
そのためにも、睡眠薬の効果や副作用・飲み方・種類について知る必要があります。

睡眠薬の効果

睡眠薬は、不眠の悩みを改善してくれる薬です。
夜中に起きてしまったり、寝付きにくい状況が続いた時に、それ以上日常生活や体調に悪影響を与えない為に入眠へ導いてくれます。

ただし、睡眠薬は不眠を根本的に解決してくれるわけではありません。
不安や緊張などによる心身への負担を減らすことで、不眠の症状を緩和してくれる補助的な役割を持っています。

不眠の治療の補助として、睡眠薬をうまく利用することが時には必要です。そんなときに睡眠薬の効果について知っておかなければいけません。

睡眠薬の働き

いま、睡眠薬のなかで主流となっているのは超短時間作用型です。効き目が早く、服用後30分~1時間程では効き目があらわれます。
そして薬の切れも良いことから、翌日に残りにくいタイプです。

現在の超短時間作用型の睡眠薬として使用されているのは、非ベンゾジアゼピン系が多く存在します。
脳内の抑制系神経伝達物質であるGABAの働きを促進させることで、脳の興奮を抑制するのです。

この働きによって、不安や緊張が同時に緩和されるので心身のリラックス効果を得ることができます。

睡眠薬のメカニズム

従来の睡眠薬は、睡眠作用とともに他の物質の影響などで筋弛緩作用も起こる可能性が高い状態だったので、ふらついたりしてしまう副作用が多く報告されていました。
しかし、超短時間作用型の場合は、こうした副作用が軽減されているので安心して利用できます。

他に、短時間作用型や中間作用型、長時間作用型があります。このように作用が強くなればなるほど作用時間は長くなりますが、その分翌朝に残りやすくなるのが特徴です。

非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬について、比較的副作用は軽くて効果が高いことで知られています。
これは脳内の神経物質へ作用することで興奮や緊張を抑制し、睡眠作用をもたらす働きしているのです。

    睡眠薬の作用時間と強さ

    【超短時間作用型:ソナタジェネリック・アモバンジェネリック】
    効果の効き目は30分~1時間程度たったら現れ、作用時間は約3~5時間。

    【短時間作用型:ルネスタジェネリック・ハイプナイト】
    効果の効き目は30分~1時間程度たったら現れ、作用時間は約6~10時間。

    【中間作用型】
    効果の効き目は1時間~3時間程度たったら現れ、作用時間は約12~24時間。

    【長時間作用型】
    効果の効き目は3時間~5時間程度たったら現れ、作用時間は約24時間以上。

◇強さ◇

バルビツール酸系 ベンゾジアゼピン系 非ベンゾジアゼピン系 オレキシン受容体拮抗薬 メラトニン受容体作動体

睡眠薬の効果には個人差がある

睡眠薬には、バルビツール酸系・ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系などの種類があります。
タイプによってもそれぞれ効果や副作用に違いはありますが、症状や体質によって効き目も変わるので個人差もあります。

近年はメラトニンという睡眠ホルモンの分泌を促すことで自然な睡眠に導いてくれるメラトニン受容体作動薬や覚醒時に分泌されているオレキシンというホルモンの働きを抑制することで睡眠に入りやすくしてくれるオレキシン受容体拮抗薬なども登場しています。

効果が比較的軽めであることから、依存性もかなり低いタイプです。
これまでは、睡眠を促すために睡眠薬が使われていましたが、睡眠リズムそのものに働きかける睡眠薬もあります。

自身の症状と睡眠薬の効果を知った上で、自身に合うものを使用することでより安全で高い効果を得られます。

不眠に効果のある睡眠薬以外の薬について

不眠の症状は、うつや精神病の方にも併発してしまうことがあります。
その為、抗うつ剤や抗精神病薬も睡眠効果を持っている種類もあることを知っておきましょう。

いずれも鎮静作用をもたらすことで、不眠にも効果を発揮してくれます。

どんな疾患を持っていてどんな症状があるかによって、不眠の症状は異なるので一般的な睡眠薬よりも効果を発揮する場合もあります。
もちろん作用は強くなることが考えられるので、医師の判断のもと用法・用量を守って服用することが必要です。

睡眠の質を変える睡眠薬

不眠は、睡眠の質が悪くなることで寝付けなくなったり、夜中に目が覚めてしまいます。
また睡眠時間が、長くても寝た気がしないことがある場合もあるのです。

そんな時も、質の悪い睡眠しか取れていないことがわかります。

睡眠中はレム睡眠とノンレム睡眠と繰り返すことで、脳と身体が交互に休みをとっている状態です。
この睡眠のバランスがとれていないと、疲労やストレス・脳内の情報の処理がうまく出来ないので不眠につながってしまいます。

睡眠の質を良いものにしようとすると生活習慣を見直すことも必要ですが、すでに日常生活や健康状態に影響が出ていたり、その危険性がある場合は睡眠薬の力を借りることがおすすめです。

いますぐには難しい不眠症の改善を、睡眠薬のサポートによって質の良い睡眠が取れるようになります。
あくまでも不眠症改善の補助として力を借りながら、その間に不眠の根本的な原因を解決するよう努めることが大切です。

睡眠薬によって、体内時計の睡眠リズムを取り戻すことは不眠解決の大きなカギになります。

睡眠薬の副作用

古くからの睡眠薬は、脳へ直接働きかけて脳の働き自体を抑制することで睡眠作用を得る仕組みになっていました。

その為、依存性とともに危険性も高い副作用があるという懸念もありました。しかし、今では副作用が改良されてきて、安全性も高くなっています。

ただ通常の薬同様に、過剰な量の服用をした場合などは作用が強くなることで副作用が強くあらわれてしまうこともあるのです。

睡眠薬の服用をすると、副作用が必ずあらわれるということはなく、現在の睡眠薬は正しい用量と飲み方を守れば安心して利用できます。

副作用の症状

睡眠薬は脳の神経伝達物質であるGABAに働きかけて、作用を促進させます。
それによって睡眠作用を得ることができますが、ふらつきや頭痛・めまい・眠気・不快感などの症状が副作用として報告されています。

睡眠薬の副作用

作用の翌日への持ちこし

睡眠薬の効果作用が強かったり、長いと感じる場合に翌日にも影響してしまうことがあります。それは翌朝の寝起きの悪さや日中の眠気、集中力・注意力の低下につながってしまうのです。

ふらつきや転倒が多くなる

現在の睡眠薬は比較的軽くなっていますが、筋弛緩作用は多少あります。すると、力が入りにくくなり、ふらつきやすくなる原因の1つです。
作用が強かったり効果持続時間が長い睡眠薬ほど起こりやすく、高齢者の場合は転倒しやすくなってしまいます。

反跳性不眠、離脱症状

睡眠薬を長期的に飲んでいた場合、急に服用をやめたりすると不眠を起こす可能性があります。

効果持続時間が短い睡眠薬ほど、日常的に服用することが多いので薬の成分が体内に残っている状態が当たり前となって、起こる症状を指します。
身体の震えや吐き気、不安・緊張感などの症状が起こります。

アルコールと服用すると副作用は強くなる

飲酒をした時に眠くなる方がいることで、アルコールには睡眠を促す働きがあるように誤解してしまう方がいます。
睡眠薬との相乗効果を期待して、お酒と一緒に服用することは絶対にしてはいけません。記憶障害や奇異反応を引き起こす原因につながります。

アルコールと睡眠薬は互いに作用を強める働きをするので、一時的に記憶がとんだり経験したことを忘れる可能性もあります。
また、攻撃的になったり興奮しやすくなるなど、どれもお酒を飲み過ぎた時にあるといわれる行動に似ているのです。

特に効果持続時間の短い睡眠薬とアルコールを一緒に飲んだ時におこりやすいという報告があります。アルコールは効果を強めることは無く、副作用を強くしてしまうだけです。
薬なので、睡眠薬も水もしくはぬるま湯で飲むようにしてください。

睡眠薬の危険性

従来の睡眠薬と比べると比較的副作用は軽くなってきていますが、薬を飲む以上は身体に負担をかけてしまうことに変わりはありません。
そして、副作用の症状に関しては個人差がある上に、体質や服用した時の体調でも変わります。

効果が薄いからといって、過剰に飲んだりしてしまうと副作用を強めたり依存してしまう危険性が高くなります。

副作用を知った上で上手く利用する

睡眠薬は、使用方法を間違えると副作用が強く出たり依存性が高くなったりしてしまいます。その為、服用自体が懸念されやすい薬です。

もちろん睡眠薬を服用する必要がなければ問題ありませんが、普段眠れない状態が続いて健康状態や日常生活に支障をきたしている場合は睡眠薬の力を借りてでも、睡眠をとる必要があります。

不眠症が悪化すればするほど、うつなどの精神疾患や生活習慣病などの病気を惹き起こす可能性も高まるので、完治するまでに更なる時間がかかってしまいます。
そうならない為にも、不眠の症状を感じた時点で生活習慣の見直しをするとともに睡眠薬を服用することで症状を改善する必要があります。

睡眠薬を安全に利用するには、副作用を知って正しい飲み方をすることが大切です。

睡眠薬の飲み方

ハイプナイトやルネスタジェネリックなどの睡眠薬は、水またはぬるま湯で就寝前に服用してください。
効き目にも違いがある睡眠薬は、飲む方法やタイミングによって作用にも違いがあらわれてしまう可能性があります。

睡眠薬には依存性が高いイメージを持っている人もいるでしょう。しかし常用をしない、やアルコールなどと一緒に飲まない、などの約束を守れば危険を回避できます。
安全に睡眠薬を利用する為に、正しい飲み方をしてください。

症状に合わせた睡眠薬を選ぶ

さまざまな種類がある睡眠薬。これらは効果や持続時間にも違いがあるので、症状に応じて飲む睡眠薬を選択する必要があります。

寝付くことはできない方や朝スッキリ起きたいという方は、短時間作用型もしくは超短時間作用型。
中途覚醒や早朝覚醒、熟睡障害の症状がある方は中間作用型か長時間作用型の睡眠薬、というように使い分けることがオススメの利用法です。

睡眠薬の持続時間と効果的な睡眠障害

効果持続時間を知る大切さ

睡眠薬を種類分けできる大きな点には、効果持続時間の違いがあります。その違いは、3時間~5時間程度の効果と24時間以上も効果が持続するということです。

  • 超短時間作用型→約3~5時間
  • 短時間作用型→約6~12時間
  • 中間作用型→約12~24時間
  • 長時間作用型→約24時間以上
  • 効果持続時間からわかるように、超短時間作用型以外の睡眠薬は効果の持続時間が長いことで翌朝まで作用が残っている可能性もあります。

    逆に効果が短いと中途覚醒や早朝覚醒が起こる時間まで、効果を維持できずに服用した意味をなさないことになりかねません。

    睡眠薬服用は食後?就寝前?

    市販の風邪薬や鎮痛剤は、食後に飲む必要があります。同様に睡眠薬も食後に飲んでしまいがちですが、その場合せっかくの効果を最大限に発揮できないかもしれません。

    とくに超短時間作用型や短時間作用型の睡眠薬は、服用後30分~1時間程度で効果が現れ始めるので飲むタイミングはとても大切です。
    食後すぐの服用だと食べ物が消化されてから薬の成分は吸収されるので、睡眠作用が十分に発揮されない可能性があります。

    また睡眠薬の副作用で、筋弛緩によるふらつきや脱力感が起こる可能性もあるので、服用後は安静にすることがおすすめです。

    その為、睡眠薬は食後しばらく時間が経過してから就寝前に飲むことがより安全な服用方法といえます。服用後はすぐに布団へ入るようにしましょう。

    睡眠薬の常用と必要な時だけの服用の違い

    病院から処方された場合には、基本的に睡眠薬の常用を指示されるでしょう。しかし、通販サイトの場合は飲み方も自己責任です。

    睡眠薬のなかでも、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は必要な時だけの服用でも問題ありません。

    ただしベンゾジアゼピン系睡眠薬の場合は、飲んでいない時に不眠症状が強くあらわれることもあるので、常用がおすすめです。

    また、効果が無いからと自己判断で服用量を増やすことは絶対しないでください。効果よりも副作用が辛くなってしまいます。

    通販で購入できる睡眠薬は、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬が多いので必要になった時だけ服用してください。そして用法を守った上で、飲むようにしましょう。

    アルコールと睡眠薬を一緒に飲むことは危険

    飲酒をしたら眠気がくるという方は、睡眠薬とアルコールを一緒に飲んだら相乗効果があるかも、と併用することを考える可能性があります。

    しかし実際には、絶対してはいけません。アルコールと睡眠薬はお互いの作用を強くするので、副作用が強くあらわれてしまいます。

    それによって、異常な行動をしたり記憶が部分的にとんでしまうことも。脱力感やふらつきが酷い症状としてあらわれて、転倒してしまうかもしれません。

    睡眠薬とアルコールは一緒に飲むことで、記憶や行動に異常をきたしてしまう危険性があります。

    正しい飲み方で睡眠薬依存を回避する

    必要な時の服用でいい睡眠薬にも関わらず、毎日飲んだり用量を増やすといった行動は睡眠薬依存を助長してしまいます。

    もし睡眠薬の服用をやめるのであれば、急に止めることで不眠の症状がまた起きてしまう可能性があります。

    しかし徐々に服用の頻度や用量を減らす方法であれば、うまく服用をやめることができます。

    その為、自己判断で睡眠薬を止める時には注意が必要です。正しい飲み方・やめ方を知ることで睡眠薬依存を回避できます。

    睡眠薬の種類

    睡眠薬の効果や副作用には、それぞれ違いがあります。さらに、体質やその時の体調に応じて個人差もあるのです。

    副作用を極力抑えるために、正しい飲み方をすることはもちろん自分自身にあった種類の睡眠薬を飲むようにしましょう。

    睡眠薬の5つのタイプ

    いろいろな種類がある睡眠薬は、5つのタイプに分類されていて主成分となるものによって強さが変わります。

    作用が強いタイプは副作用や依存性が強いともいわれているのです。現在、主流となっている睡眠薬は一体どのタイプか知りましょう。

    睡眠の主なタイプ

    バルビツール酸系睡眠薬

    1950年代に登場したもっとも古いタイプの睡眠薬です。脳の活動を抑制することで強い睡眠作用を発揮します。

    その強さは麻酔薬にもなる程で、不自然な睡眠になってしまう懸念点があるのです。

    さらに、副作用があらわれやすく依存性も高いので、今ではほとんど睡眠薬として使われる事はありません。
    【ラボナ・ベゲタミン・イソミタールなど】

    ベンゾジアゼピン系睡眠薬

    今の日本で病院から処方される睡眠薬の中で、最も多いことで知られます。

    依存性はあるので注意は必要ですが、効果が高いことで用いられることが多い睡眠薬です。
    バルビツール酸系よりも安全な睡眠薬として、1960年代に開発されました。

    超短時間作用方から超短時間型まで幅広いタイプの睡眠薬があるので、効果があらわれる時間や睡眠作用の持続時間などを考慮した上で、服用することが必要になります。

    【ハルシオン(超短時間作用型)・デパス(短時間作用型)・ユーロジン(中間作用型)・ドラール(長時間作用型)など】

    非ベンゾジアゼピン系睡眠薬

    最も流通しているベンゾジアゼピン系を、さらに安全なタイプへ改良した睡眠薬です。

    もともと酷い睡眠障害にも効果を発揮するほどで、筋弛緩作用によって転倒やふらつきの副作用はたびたび起きていました。

    従来の睡眠薬の効果を少し穏やかにすることで、副作用の抑制に成功したタイプです。
    ただ現時点では、持続時間が短いものしかないので中途覚醒や早朝覚醒の方にはあまり向いていません。

    布団に入っても寝つきが悪い、などの入眠障害の方にオススメの睡眠薬です。
    【ルネスタ・アモバン・マイスリーなど】

    メラトニン受容体作動薬

    眠気を引き起こすホルモン、メラトニンの働きを促進させることで自然な睡眠を起こしやすくしてくれます。

    普段の睡眠時に分泌されるホルモンの働きを利用しているので、副作用は少なく安全性が高いメリットがある睡眠薬です。

    薬の成分に身体が慣れて変化を感じにくくなる耐性や依存性もほとんどありませんが、効果もその分ゆるやかというデメリットがあります。
    【ロゼレムなど】

    オレキシン受容体拮抗薬

    もっとも新しいタイプの睡眠薬で「覚醒」に関係しているオレキシンというホルモンの分泌を抑制することで覚醒を妨げ、睡眠に入りやすくしてくれます。

    現在病院処方で広く用いられている、ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系より効果は弱いタイプですが、耐性や依存性も低いことがメリットです。
    【ベルソムラなど】

    睡眠薬の強さランキング

    睡眠障害の悩みを抱えている方にとって薬の強さは、効き目の早さや持続時間、有効成分が少量でも大きい効果を得られる、などさまざまあります。
    その睡眠薬の強さを観点別に見てみましょう。

    《タイプ(主成分)別》

    (強い)バルビツール酸系睡眠薬

    (少し強い)ベンゾジアゼピン系睡眠薬

    (普通)非ベンゾジアゼピン系睡眠薬

    (少し弱い)オレキシン受容体拮抗薬

    (弱い)メラトニン受容体作動薬

    《効果持続時間別》

    長時間作用型※例:ドラール(ベンゾジアゼピン系)

    中間作用型※例:ユーロジン(ベンゾジアゼピン系)

    短時間作用型※例:デパス(ベンゾジアゼピン系)

    超短時間作用型※例:ハルシオン(ベンゾジアゼピン系)≧ 非ベンゾジアゼピン系

    《効果発現時間別》

    (早い)超短時間作用型短時間作用型中間作用型長時間作用型(遅い)

    このように効果の効き目があらわれるのは、持続時間別とは逆で超短時間がもっとも早い服用後30分~1時間程度で、遅いのは長時間作用型の3~5時間程度です。

    持続時間が長ければ長いほど、効果のピークはなるべく遅くにおこるのが最適なので即効性はありません。

    自分に合う睡眠薬を選ぶ

    それぞれの種類から睡眠薬の特徴がわかるように、症状も人それぞれです。
    早朝覚醒の悩みがあって強い睡眠薬が欲しい、という場合は長時間作用型を使用する分に問題はありません。

    しかし、寝付くことが出来なくてさらに強い睡眠薬が欲しいという場合に、長時間作用型にしてしまうと効果が出るまでに時間がかかるのです。

    寝つきは普段と変わらないか、効果があらわれる3~5時間後になるので余計に遅くなったり翌朝まで作用が残ることもあります。

    つまり、寝つきを良くしたい上に強めの睡眠薬が欲しい場合は、超短時間作用型でベンゾジアゼピン系を選ぶことがおすすめです。

    さらに商品によっても効果や副作用に違いはあるので、自分の症状に合う上に体質に合う睡眠薬を見つけ出しましょう。

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