水虫治療薬・いんきんたむし治療薬とは

水虫といんきんたむしは同じ真菌(白癬菌)が原因で、頭部や体部・股・足などさまざまな部位にとりつくことで感染します。

治療が遅れてしまうと、一か所で小さかったはずの患部が数か所に増えるなどどんどん拡大してしまう可能性もあるので、なるべく早めの治療が必要です。

水虫治療薬やいんきんたむし治療薬には、錠剤の内服薬やジェルタイプやローションタイプの外用薬などさまざまな種類があります。

別名抗真菌薬とも呼ばれていて、真菌(カビの一種)の増殖抑制・殺菌作用を持っているので再発予防につながる治療薬も存在します。

水虫やいんきんたむしに対する治療薬は、いろいろなタイプの治療薬があるので、自分自身にあって効果が高いと感じるものや使いやすいものを選ぶことができます。

発症してしまうと、家族や恋人にうつしてしまう危険性もあるので発症した可能性に気付いた時には患部が物や人に触れないように注意しましょう。

外用薬は皮膚の表面からしっかり浸透したり、内服薬は体内からしっかり効果を発揮することで外用薬では治療が難しい爪水虫などの症状改善もできます。

水虫治療薬・いんきんたむし治療薬の歴史

今の水虫治療薬ができるまで

水虫やいんきんたむしに対する民間薬には、さまざまな歴史があります。
古代マヤ文明では、有毒植物の葉を利用して水虫など皮膚病の治療薬として用いていたのです。

そしてオーストラリアの湿地に多く生息しているティーツリー(tee tree)の製油は、皮膚炎の治療に先住民族のアボリジニが数百年以上も使われてきています。

殺菌・抗ウイルス作用が高いことが分かっていて、肌に利用した場合に抗菌・抗真菌作用を発揮するのです。

いまアメリカでティーツリーの効果が再評価されて、水虫の治療薬としての人気が高まっています。

日本では1930年代に、ヨードチンキやマーキロ(マーキュロクロム液)が水虫の治療薬として使われていました。

1958年になって、水虫の内服薬としてグセオフルビンが発明されて翌年には、日本でも臨床試験が行われたといいます。

いんきんたむしや水虫、厄介な爪水虫にも有効性があり、一般的に長く治療薬として使用されていました。

1970年代にはイミダゾール系の外用薬が登場して、最近はラシミールクリームなどが広く利用されています。

水虫治療薬・いんきんたむし治療薬の効果

水虫治療薬の働き

原因菌となる真菌(白癬菌)に対して、増殖や成長をしないように働きかけることで抗菌・殺菌的に作用します。
この作用から、真菌(カビ)の細胞膜の合成を阻害することで状態を保てなくなり、死滅させるのです。

従来の治療薬にはグリセオフルビンという成分が配合されていて、細胞分裂の過程を邪魔する働きがあるので、白癬菌に感染した細胞の増殖を防ぐことができます。

ただし新しい抗真菌薬の登場によって、使用される頻度は減りつつある治療薬です。

有効成分はさまざまで、クロトリマゾールやケトコナゾールというイミダゾール系のほかにも、テルビナフィンというアリルアミン系の抗真菌薬などがあります。

水虫やいんきんたむしの治療薬には内服薬と外用薬があり、状況に応じて使い分けることができるのです。

一般的にはどんな症状にも対応できる、外用薬が広く利用されています。
そして、外用薬では治療が難しい爪白癬(水虫)などの症状には、内服薬がオススメです。

外用療法だけでは十分な治療効果を得られない場合は、内服薬も併用する方法もあります。

水虫治療薬・いんきんたむし治療薬の副作用

それぞれ抗菌・殺菌作用が高い治療薬なので内服薬は胃腸機能に、外用薬は皮膚などの副作用の症状が報告されています。

内服薬

食欲不振や嘔吐・口の渇き・発疹・ほてり・頭痛・眠気・関節痛・光線過敏症など
※グリセオフルビンが有効成分のグリソビンFP

胃の痛みや頭痛・めまいなど
※ケトコナゾールが有効成分のケトコナゾール・ジェネリック

吐き気や胃もたれ・食欲不振・発疹・発赤・かゆみ・肝機能値の異常など
※テルビナフィンが有効成分のラシミール

外用薬

稀に皮膚の刺激感や皮膚炎・発赤・かゆみ・かぶれなど

※クロトリマゾールが有効成分の治療薬
ジェルタイプ・ローションタイプ

発赤や紅斑・過敏症状など
※サリチル酸が有効成分の十足美

クリームやローションタイプの外用薬は、患部に塗布するだけなので比較的副作用は少ないといわれています。

しかし足湯タイプは、角質を溶かして角質層の奥に潜む原因菌の成長抑制・殺菌に働きかけるので、肌が弱い方は特に過敏症状を引き起こしやすいので使用には注意が必要です。

内服薬も外用薬も副作用を引き起こす可能性はあるので、使用後の体調の変化には気をつけましょう。

症状の悪化や体調不良など異常を感じる場合は、医師に相談してください。

水虫治療薬・いんきんたむし治療薬の使い方

いろいろな水虫治療薬

水虫・いんきんたむしに対する治療薬は、内服薬の場合で1日1回1~2錠を、水またはぬるま湯で服用してください。
症状や薬の種類によって、1日の服用量は変動するので注意しましょう。

そしてジェルタイプやローションタイプの外用薬は、清潔な状態の患部に1日に2回塗布してください。
水虫の場合は約4週間、いんきんたむしの場合は約1~2ヵ月間を治療期間の目安として継続をおすすめします。

治療薬の種類 使用方法
内服薬 1日1回、1~2錠
外用薬
水虫の場合
1日に2回の塗布を約4週間
外用薬
いんきんたむしの場合
約1~2ヵ月

足湯タイプの外用薬は、コットンに液体を付けて患部に薬の成分を浸透させる方法と、液体に足を浸す方法があります。
いずれも液体は1回限りの使用をして、連続使用は絶対にしないでください。

1箇所など治療箇所が少ない場合は、コットンに薬の液体を浸して患部へ浸透させて、かかとや複数箇所の治療をしたい場合は、足湯のように薬の液体に直接足を浸すなど症状に合わせた使い方をしましょう。

外用薬を使用した後は、患部などの原因菌に触れている可能性があるので、すぐに手を洗い清潔にすることで感染拡大を防ぐ必要があります。

水虫治療薬・いんきんたむし治療薬の種類

原因菌が同じ水虫といんきんたむしですが、症状があらわれる箇所が違うので、治療薬の種類によって効果の違いもあります。
それぞれの特徴を理解して、使い分けましょう。

グリソビンFP

水虫の原因にもなる白癬菌に対して、有効成分のグリオセフルビンが菌増殖の原因にもなるタンパク質を破壊することで症状の悪化を防ぎ、改善してくれます。

内服薬なので、外用薬では治しにくいとされる爪水虫にも効果的です。

ケトコナゾール・ジェネリック

抗真菌薬なので、真菌を殺菌してくれる働きがあります。服用することで、体内からしっかり菌に働きかけてくれるのでカンジダ症にも効果的です。

症状が落ち着いても菌が体内に残っている場合もあるので、一定期間は服用を続けると菌を完全に死滅させることができます。

十足美

塗るクリームタイプやジェルタイプ・内服薬が多い中、この商品は足湯タイプの水虫治療薬です。
角質を溶かして、皮膚の奥に有効成分が届きやすくなることで強い殺菌力を持っています。

そして白癬菌が好む角質を薄くするので、菌の増殖を抑制します。
ただ肌が弱い方は、使用することで過敏になる可能性もあるので、注意して使用しましょう。

ラミシール

水虫だけでなく、カンジダにも効果が期待できる治療薬です。爪水虫や角質増殖型という治りにくい症状に対しても有効です。
有効成分であるテルビナフィンが、白癬菌を殺菌してくれるので再発予防にもつながります。

クロトリマゾールジェル

クロトリマゾールが有効成分の抗真菌薬で、白癬水虫やいんきんたむしだけでなくカンジダ症にも用いられる治療薬です。
ジェルタイプで肌への浸透も早くて、即効性がありながら副作用はほとんどありません

男女兼用で使える治療薬であることから、人気の治療薬です。

クロトリマゾールローション

白癬菌が原因の水虫やいんきんたむしなどの細菌の感染症に高い効果がある、ローションタイプの治療薬です。
刺激感などの副作用もあまり無い外用薬なので、錠剤が苦手という方でも簡単に使用できます。

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