まつ毛育毛剤

長くてふさふさしたまつ毛は女性の誰もが憧れます。
まつ毛の濃さや長さ、量は個人差があり、自分のまつ毛に不満がある方はまつ毛エクステンション(マツエク)やつけまつ毛を装着することがあります。

マツエクもつけまつ毛も、自まつ毛に仮毛やつけまつ毛用に作られた毛を加えるというやり方で、自まつ毛自体の長さやボリュームを変えるというものではありません。

マツエクやつけまつ毛ではなく自分のまつ毛を増やすのであれば、まつ毛育毛剤を使用します。

まつ毛育毛剤とは

女性のまつ毛   

まつ毛育毛剤とは、まつ毛を生やしたり増やしたりするためのお薬です。
特にもともとまつ毛が細く、まばらに生えている方には高い効果が期待できるでしょう。

まつ毛美容液との違い

まつ毛育毛剤とまつ毛美容液の違いは、その目的にあります。

まつ毛美容液はまつ毛に栄養を与えることで太くしたり長くしたりするものですが、それに対してまつ毛育毛剤はまつ毛の育毛を促して本数を増やすことを目的としています。

まつ毛美容液は数多くのメーカーから販売されており、ドラッグストアなどの店頭で販売されているのですが、まつ毛美容液は化粧品に該当します。

まつ毛育毛剤は育毛・発毛作用を持つ医薬成分が含まれているので、日本国内では医師の処方箋が必要な医薬品となります。

まつ毛育毛剤の仕組み

片方の目のまつ毛を指差す女性

まつ毛育毛剤はまつ毛を育毛・発毛するお薬なのですが、その仕組みとしてはまつ毛育毛剤の成分が発毛のもととなる毛母細胞に働きかけているのです。

まつ毛には髪の毛や他の部位の毛と同じように毛周期というのが存在します。
まつ毛が生え変わる周期には発正期、成長期、退行期、休止期があり、1~3ヶ月ほどで一周するとされています。

ちなみに髪の毛の毛周期は3~6年程度です。

まつ毛育毛剤では、この毛周期を利用して新しく生えてくる毛母細胞に栄養を送って太くて丈夫なまつ毛を作りだす仕組みになっています。

すでに生えているまつ毛をケアするというよりも、まつ毛を健やかに生やしていくという考えです。

まつ毛育毛剤の成分と種類

まつ毛育毛剤の種類

まつ毛育毛剤は色々なメーカーから発売されていますが、今のところどれも「ビマトプロスト」という成分が使用されています。

ビマトプロストは緑内障(視神経に障害が起こり、視野が狭くなる病気)の治療用として使用されていた医薬成分です。

緑内障の点眼薬を使用していた患者のまつ毛が伸びたことをきっかけに研究が行われ、2008年にビマトプロストを含む「ルミガン」がFDA(アメリカ食品医薬品局)に認可されました。

まつ毛育毛剤として世に出てから美容外科などで処方されるようになり、その後同じくビマトプロストを含むルミガンジェネリックが販売されるようになったのです。

商品名 メーカー 主成分 内容量 特徴
ルミガン アラガン ビマトプロスト0.03% 3ml FDAから認可された元祖まつ毛育毛剤。77.3%の割合で上まつ毛の改善が見られます。
ビマトアイドロップ アジャンタファーマ ビマトプロスト0.03% 3ml インドの大手製薬会社から発売されたルミガンのジェネリック。
ケアプロスト サンファーマ ビマトプロスト0.03% 3ml インドの大手製薬会社から発売されたルミガンのジェネリック。
モデルアイズ・モデラッシュ Samson Pharmaceutical Inc. ビマトプロスト0.3% 5ml 眼科領域に長けている製薬会社によって発売。
ケアプロストプラス Sun Pharmaceutical industries ビマトプロスト0.5mg/ml マレイン酸チモロール5mg/ml 3ml まつ毛を育毛するビマトプロストのほかに、二重まぶたになる可能性もあるとされているマレイン酸チモロールも含まれています。

まつ毛育毛剤の使用方法

まつ毛育毛剤は通常、1日1回まつ毛の生え際に塗ります。
塗る前にはメイクを落としてコンタクトを装着している場合は外してからまつ毛育毛剤を使用してください。

アプリケーターという液を塗布する専用のブラシを使って、まつ毛の生え際にアイラインを引くように塗ってください。
就寝前に塗布することで下まつ毛にも浸透していきます。

ルミガンなど個人輸入で販売されているまつ毛育毛剤には、メーカーが販売している専用のアプリケーターをセットで購入することができます。

アプリケーターが手元にない場合はリップブラシや歯間ブラシ、フレンチネイル用ブラシなどで代用できますが、これらはアプリケーターではないので使いづらかったり液が十分に濡れなかったりします。

アプリケーターは衛生上、使用は1回のみとしてください。
セットで販売されているアプリケーターは数十本入っていてお得です。

まつ毛の周辺の皮膚に液がついた場合は、ティッシュなどでふき取ってください。

まつ毛育毛剤の副作用・注意点

まつ毛育毛剤に含まれる有効成分は医療用なので、何かしらの副作用が起こるリスクがあります。

色素沈着

ルミガンなどのまつ毛育毛剤を使用していると、目の周辺が色素沈着を起こすことがあります。
これは成分による作用で重い副作用というわけではありませんが、目の周りの肌がくすんできたと感じるかもしれません。

まつ毛育毛剤による色素沈着を抑えたい場合は、頻度を減らすか、事前に目の周りに保護クリームを塗ると良いでしょう。

眼瞼下垂

まつ毛育毛剤の成分の作用によって、まぶたが下に垂れさがってくる症状(眼瞼下垂)を引き起こすことがあります。
これは皮膚が薄くなることによって、上のまぶたが垂れ下がってしまう現象です。

目の周りの産毛が濃くなる

液をまつ毛の部分からはみ出してしまうと、目の周りにある毛穴に侵入してその部分の産毛が濃くなってしまう可能性があります。
産毛が濃くなってしまうと、その部分の肌がくすんでいるように見えてしまいます。

よくある質問

Q:まつ毛育毛剤の使用を中止すると、どうなりますか?

A:まつ毛は徐々に抜けて1~3ヶ月ほどで生え変わりますので、育毛剤の使用を中止するとまつ毛の育毛効果が見られなくなってしまいます。まつ毛をフサフサに保つには、長期間使用中止することなくなるべく毎日塗り続けるのがオススメです。

Q:まつ毛育毛剤を眉毛の育毛に使用しても大丈夫ですか?

A:まつ毛育毛剤を眉毛に使用しても発毛効果はあるかもしれませんが、まつ毛育毛剤の副作用である色素沈着が起こって、眉毛とその周辺の肌が変色してしまう恐れがあります。まつ毛育毛剤はまつ毛に特化して作られた育毛剤なので、まつ毛以外の部分には使用しないことが好ましいでしょう。

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