不眠症の原因

不眠症の原因は一つではありません。
ストレスや精神疾患、病気や加齢、環境など、不眠を引き起こす原因は多岐に渡り、内容にも個人差があります。

何が不眠症の原因となっているのかを突き止め、それを取り除いていくことが不眠症を解消していくためには必要不可欠です。
不眠症の原因を特定し、根本からの改善を目指しましょう。

ストレスが原因

不眠症の原因で最も多いとされているのがストレスです。
ストレスの原因は人それぞれ。仕事や日常生活においての悩みや不安、緊張、焦りなどによって寝付きが悪くなります。

  • 仕事で大きなストレスを抱えている
  • 人間関係で悩んでいる
  • 試験を控えて緊張している

上記のように人はストレスを感じると、起きている状態を保つ覚醒中枢と、脳を休息させる睡眠中枢のバランスが崩れ、覚醒中枢が優位となります。
不安や緊張などがあると眠れなくなるのは、覚醒中枢が活発に働いてしまっている状態となってしまうためです。

このような状態が続くと、「また眠れないのでは」と夜になると憂鬱になり、寝床そのものがストレスの対象となり、さらなる不眠を招く場合もあります。
これらが原因である場合は、日常生活でのストレスをいかに解消できるかがカギとなります。ストレスの解消や心身をリラックスさせる方法を見つけましょう。

身体的な事が原因

体の病気によって不眠症を引き起こしている場合も少なくありません。
以下の病気は不眠を引き起こす原因となります。

  • リウマチ
  • 鼻炎・喘息・アトピー
  • 糖尿病
  • 高血圧など
  • 心臓病
  • 腎臓病
  • 前立腺肥大など

リウマチなどの痛みを伴う病気や、鼻炎や喘息、アトピーによる苦しさや皮膚の痒みが原因で、「なかなか眠れない」「寝付いても夜途中で目が覚めてしまう」という症状に悩まされる人もいます。

また不眠と生活習慣病は密接な関係があり、糖尿病や高血圧患者の約半数が不眠症を発症している事が明らかになりました。
さらに心臓病による胸苦しさや腎臓病、前立腺肥大による頻尿も眠れない原因となる場合があります。

病気の症状が続く限り不眠症の根本解決が難しいため、病気の改善や緩和を目指す事が重要です。

加齢による睡眠サイクルの変化が原因となる場合もあります

年齢を重ねると睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌が低下し、寝つきが悪い、寝てもすぐに目が覚めてしまうという症状が起こります。

また高齢者の場合は、若いころと比べて日中の活動量が減るため、必要とする睡眠時間も減っていきます。

うつ病などの心の病気が原因

うつ病や不安障害などの心の病気は不眠症を伴っている場合があります。
眠れない日が続き、後になってから心の病気であった事に気付く人も少なくありません。

うつ病の場合は、睡眠ホルモンであるメラトニンの合成を行なうセロトニンが減少してしまいます。とくに身体的に異常は無いのにも関わらず、不眠の症状がある場合は心の病気が隠れている可能性も否定できないでしょう。

もしうつ病などの疾患が見つかれば、抗うつ剤や抗不安薬などの薬や、カウンセリングによって不眠の症状を解消し、治療していきます。

常用している薬が原因

投薬が原因で不眠症を発症するケースも。
持病がある人にとって病気を治すための薬は欠かせませんが、常用中の薬の副作用によっては不眠症を発症する場合があります。

  • 抗ガン剤
  • 自律神経・中枢神経に働く薬剤
  • ステロイドを含む薬剤

上記の薬剤は不眠を招く可能性が。
常用している薬が原因となっている場合は主治医に相談してみましょう。

アルコールやカフェイン、ニコチンも寝つきが悪くなる原因です

寝酒を習慣とする人もいますが、お酒には興奮剤依存性作用があります。
寝る前に飲酒をすると、就寝中にアルコールが抜けた時に脳が覚醒状態となり、「夜中に何度も目覚めてしまう」という中途覚醒を起こしやすくなってしまうのです。

またニコチンやカフェインには、交感神経を活発にし、脳を覚醒させる作用があり寝付くのが困難な状況を作ります。
良質な睡眠のためには、これらの刺激物を寝る前には避けましょう。

環境が原因

不眠症は生活環境に問題がある場合でも発症する可能性があります。

  • 騒音が酷い場所に住んでいる
  • 寝室の環境が悪い(室温や寝具の具合など)
  • 電気の明かりが常に点いている

上記のような睡眠に集中できない環境は、心身へ負担をかけ不眠を招きます。
寝室に問題がある場合は睡眠に適した環境へ改善する努力、住んでいる場所に問題があれば引越しなども視野に入れ、環境を変える必要もあるでしょう。

生活リズムの乱れが原因

普段の生活リズムも乱れも不眠の原因です。
生活リズムが乱れる原因には以下のものがあります。

  • シフト制勤務
  • 受験勉強による昼夜逆転生活
  • 時差ボケ

睡眠は体内時計と大きく関わっていて、人間は体内時計の働きにより睡眠を促すメラトニンを分泌しています。
生活のリズムが大きく乱れると、メラトニンの分泌量が減少し不眠に繋がってしまうのです。

この場合、生活リズムを整えることで不眠解消が可能です。生活が乱れていないかどうかを再確認し、生活を元に戻すよう努力しましょう。

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