痛風とは

痛風の痛みで足を引きずる男性のイラスト

痛風は尿酸という物質が身体の中に溜まって結晶化し、激しい関節炎を引き起こします。

関節の痛みや腫れといった炎症は突然起こるため、痛風発作とも呼ばれているのです。

発症すると「風が吹くだけでも痛い」というのは、病名の由来としても聞いたことがある方も多くいるでしょう。

また患者の多くが30代~50代の男性であり、30代~40代の男性の3割程度は高尿酸血症つまり痛風予備軍の状態なのです。

別名贅沢病とも呼ばれていて、多くの男性が悩まされてきた痛風とは一体どういう病気なのか紹介します。

痛風は急性関節炎だけじゃない

激しい痛みを伴う痛風について、尿酸値が7.0mg/dlを越える状態が数年間以上は続くことで発作的に引き起こされる、急性関節炎と認識している方がほとんどでしょう。

尿酸値が7.0mg/dlを超えたら高尿酸血症ですが、すぐに何らかの異常が出ることはほぼ無いため気づきにくいでしょう。

明らかに暴飲暴食が続いたり、過去に痛風発作などの経験があれば気づきやすいといえますが、自覚症状があまりないため放置してしまうことも少なくありません。

そして高尿酸血症であることに気づかないもしくは気づいていても対処ができないままの状態が続けば、突発的に痛風発作や痛風結節・尿路結石を引き起こす可能性があります。

痛風になりやすい人の特徴とは

生活習慣の乱れやストレス・肥満・過剰な運動で痛風になりやすい

これまでは30代~50代男性に多く、女性や若い男性は比較的痛風になりにくいとされてきました。

しかし、更年期を迎えた女性や20代~30代の若い男性が発症することも増加傾向にあるのです。

それは腎臓からの尿酸の排泄を促すタンパク質に女性ホルモンが影響していて、分泌量が減ると尿酸値が高くなると分かっています。

そのため閉経後の女性と男性の痛風発症リスクは、ほぼ同じといえるのです。

さらに食事だけでなく、精神的なストレスに加えて身体的なストレスにつながる生活習慣の乱れや過剰な運動も尿酸値の上昇に影響を及ぼしています。

このことから、生活習慣が乱れがちであったりストレスを抱えやすい・肥満気味・過剰な運動をしている(スポーツ選手)、などに当てはまる方は痛風になりやすいでしょう。

また家族など血縁者に痛風になったことがある方に関して、体質や生活習慣などが似ている可能性が高いため、若いころなど早い段階から注意することをおすすめします。

※稀に(家族性若年性高尿酸血症腎症を発症したなど)遺伝子による代謝異常がある方は、若かったり女性であっても高尿酸血症になりやすく、痛風のほか腎臓障害も引き起こしやすくなりますが、遺伝はしません。

食生活の変化があるほかにも、ストレス社会と呼ばれる今は30代~50代の男性だけでなく、更年期を迎えた女性や20代~30代の若い男性も、痛風または高尿酸血症には注意が必要なのです。

痛風の歴史を知ろう

巻物に描かれた足のイラストと歴史の文字

痛風は、エジプトから発掘されたミイラの関節の中から尿酸塩が発見されたことで、古くからあった病気であることが分かっています。

そして尿路結石に尿酸があると分かったのは18世紀・痛風患者は尿酸値が高いことが分かったのは19世紀半ばなので、長い年月をかけて解明されてきたのです。

日本では明治以前には痛風はないものとされていましたが、戦後しばらく経って1960年代になってから増えはじめ、現在は全国に約60万~70万人の痛風患者がいるとされています。

さらに高尿酸血症で痛風予備軍に当てはまる人は、痛風患者数の10倍以上といわれるほどです。

このようにアジアの国々で増加傾向にあり、その理由には食など生活習慣の変化が大きく関係しているといわれています。

痛風の原因と症状を知ったうえで、治療法と予防についての知識をもって痛風の改善・予防に役立てましょう。

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