アレルギー疾患その2:アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎とは、鼻水や鼻づまり、くしゃみといった症状に悩まされるアレルギー疾患のことです。
アレルギー性鼻炎を発症する原因は、ホコリやハウスダストといったアレルゲンと呼ばれるものを吸いこんでしまうことにあります。

アレルギー反応を起こしてしまう物質はさまざまですが、症状は共通しています。
アレルギー性鼻炎の症状や対処法を見ていきましょう。

アレルギー性鼻炎の症状

アレルギー性鼻炎の症状

空気中にはハウスダストや花粉など、目には見えない(見えにくい)物質が浮遊しています。
人によってはこれらの物質を吸い込むことで、身体がその「異物」をやっつけようとしてヒスタミンを放出します。
本来は外敵から身体を守るはずのこの動きが、アレルギー反応となってさまざまな症状を招くのです。

アレルギー性鼻炎には大きくわけて2種類あり、1年中しばしば起こる「通年性アレルギー性鼻炎」花粉の時期だけに限定される「季節性アレルギー性鼻炎」があります。

アレルギー性鼻炎では、「くしゃみ」、「鼻水」、「鼻づまり」が3大症状と言われています。

風邪 アレルギー性鼻炎
症状 ・せき
・くしゃみ
・発熱
・のどの痛み
・くしゃみ
・涙目
・鼻のムズムズ感
・透明の鼻水
・目のかゆみ
原因 ・細菌
・ウイルス
・花粉
・ホコリ
・ペットの毛
・ハウスダストなど
場所 鼻腔 鼻腔
経過 徐々に軽くなる 体質改善しない限り、たびたび症状が現れる

アレルギー性鼻炎の症状は風邪と似ていますが、風邪では長くても10日前後症状が続くのに対し、アレルギー性鼻炎は1年中もしくは花粉の時期に症状が出るのです。
一度アレルゲンに対して反応が起こると、上記のような症状が2週間ほど続きます。

アレルギー性鼻炎で出る鼻水は、風邪とは違って粘り気の少ない鼻水が出ます。
また、風邪にはない目の痒みや鼻のムズムズ感などが、アレルギー性鼻炎にはあるのです。

アレルギー性鼻炎を改善・予防する方法

アレルギー性鼻炎を改善・予防する方法

アレルギー性鼻炎の治療法や日々気をつけるべき点などをあげていきます。

日常生活で気をつけるべき点

アレルギー性鼻炎の症状を発生させないためには、普段の生活でアレルゲンにさらされないように気をつけることが大切です。

アレルギー性鼻炎のもととなるハウスダストやダニ、ペットを飼っている方はペットの毛が家中に存在しています。

ハウスダストはホコリの中でも目に見えないくらい細かいものです。
小さくて軽いがために空気中に舞い上がりやすく、それを知らずしらずのうちに吸いこんでしまいます。

ある調査によると、ハウスダスト1グラムの中には約2,000匹のダニや薬3万個の黒カビが存在するそうです。
ハウスダストを吸い込むことで、ダニやカビが体内に侵入してアレルギー反応が起こります。

家の中にはハウスダストが溜まりやすい場所というのが存在します。
寝室や本棚、浴室やクローゼットなどです。
布団や衣服を保管しているところは特にハウスダストが溜まりやすいと言えます。

掃除の仕方に気をつける

家の中でハウスダストが溜まらないようにするには、こまめに掃除することに加え下記のポイントを意識しましょう:

・空気中にホコリが舞っていない朝一に掃除する
・上から下にかけて掃除する
・床掃除は、フロアワイパーでホコリを除去した後に掃除機をかける

空気洗浄機を使用する

空気中に浮遊しているハウスダストを除去しようと思っても、目に見えないほど小さいので除去することができません。

そこで、空気中のハウスダストを除去してくれる集塵フィルター付きの空気洗浄機を使用することをお勧めします。

空気洗浄機の設置場所は、夏と冬で異なります。
夏場はエアコンを使うことが多いので、エアコンの気流とぶつからないように、エアコンの真下に空気洗浄機を設置すると良いでしょう。

冬場でエアコンを使わない場合は、ハウスダストが出入りしやすい部屋の入り口に設置することがオススメです。
エアコンの暖房機能は下向きに気流が流れるようになっているので、エアコンの気流とぶつからないように、エアコンの向かい側に空気洗浄機を置くようにしましょう。

布団のアレルゲン対策

布団はハウスダストが出やすく、ダニやそのフンや死骸でアレルギー反応を起こすことがあります。

布団のハウスダストアレルギーを予防するには、布団のお手入れをこまめに行うようにしましょう。

・晴れた日に布団を外に干して湿気を飛ばす
・半年に1度は丸洗いする
・布団に掃除機をかける
・防ダニ効果のある布団カバーを使用する
・押入れの空気の入れ替えをする

なお、布団を外に出している間にハウスダストを除去するために布団をたたく人がいますが、叩くことでアレルゲンが細かくなってアレルゲンを増やしてしまっているので逆効果です。

風邪の徹底予防

アレルギー性鼻炎がある方は、風邪をひくと通常より長引いてしまいます。

特に空気が乾燥しがちな冬場は風邪をひきやすいので、マスクを装着したり、うがい・手洗いを徹底したりして風邪予防に努めましょう。

アレルギー性鼻炎の薬の使用

アレルギー性鼻炎の治療では、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、抗トロンボキサン薬、ステロイド点鼻薬などが使用されます。

症状によって適切な薬が変わりますので、きちんと病院で検査や診察を受けてどの薬が一番良いのか知ることが大切です。

抗アレルギー薬の中には、副作用として眠気を誘発するものがあります。
眠気が少ない薬は仕事中に眠くなるのを防ぎたい方や自動車などの運転をする方に推奨されますが、その分やはり効果は弱いでしょう。

アレルギー性鼻炎のお薬は、一般的に下記のように症状で使い分けられます。

軽症 抗ヒスタミン薬または抗アレルギー薬
中等度 くしゃみ・鼻水 抗ヒスタミン薬
抗アレルギー薬
必要に応じて点鼻薬を使用
鼻づまり 抗ロイコトリエン薬
抗トロンボキサン薬
重症 くしゃみ・鼻水 ステロイド点鼻薬と抗ヒスタミン薬
鼻づまり ステロイド点鼻薬と抗ロイコトリエン薬または抗トロンボキサン薬

アレルギー性鼻炎に良い食品を積極的に摂る

アレルギー性鼻炎を根本から治すには、普段口にするものにも気をつけなければなりません。
一般的にアレルギーの治療目的で行う食事療法には、免疫力を高めたり腸内環境を整えたりする狙いがあります。

抗酸化力の高い食品

活性酸素が増えると身体の老化にともない免疫力の低下が起こり風邪をひきやすくなったりアレルギー疾患を発症したり、さまざまな不調が起こります。

体内の酸化を抑える食品として、野菜・海藻類・玄米・大豆などがあります。

腸内環境を整える食品

腸内環境を整える食物繊維やオリゴ糖が豊富な食品を取りましょう。

良い腸内環境とは、ビフィズス菌・乳酸菌・酪酸菌などの腸内細菌のバランスが取れているということですが、腸内バランスが良いほど免疫機能がアップすると言われているのです。
腸内環境が整っていないと、消化吸収がうまくいかずに免疫力の低下に繋がります。

腸内環境を整えるには、大豆や野菜、玄米を積極的に摂るようにしましょう。

ヒスタミンを抑える食品

食品の中にはヒスタミンを増やす食品とヒスタミンを抑える食品があります。

ヒスタミンが多く含まれる食品にはチョコレートやココア、コーヒーなどがあげられ、それらを摂取するとヒスタミンが増えてアレルギー反応が出やすくなってしまうのです。

逆にヒスタミンを減らす食品もあり、下記の食品が代表的なものです:

イチゴ、ブルーベリー、ブドウ、オレンジ、ブロッコリー、小松菜、キャベツ、納豆 など

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