AGAの症状と対処方法

AGA(男性型脱毛症)は進行性の症状ですが、治療の開始時期が早ければ早いほど改善率が向上します。

AGAでなくても薄毛や抜け毛を生じることはあり、円形脱毛症やひこう性脱毛症などが原因の場合もあります。
少しでも早く治療するためには、薄毛・抜け毛の症状や進行上の特徴を正しく知っておかなくてはいけません。

とくにAGAでは、いかに早く発症に気づけるかが適切な治療のカギ。
早期発見できれば最低限の服薬で抜け毛を抑えられますが、症状が進んでしまったあとでは治療に時間がかかってしまいます。
すぐに効果が得られないだけでなく、長期間にわたる治療には多くの費用が必要です。

AGAの症状

AGAは少しずつ、確実に進行していきます。
早い段階で治療をはじめるためには、こまめに毛髪の状態をチェックして異変に気づく必要があります。

□ 抜け毛の量が増えた気がする
□ 髪が細く短くなってきた
□ 以前よりもおでこが広くなっている
□ 頭のてっぺんが薄くなってきた

ひとつでも当てはまる人は、AGAの可能性あり。
初期症状は、前頭部(髪の生え際)や頭頂部に現れはじめます。
「髪質が変わってきた」「髪のボリュームが減った気がする」といった変化が見られたら、AGAを疑ってください。

AGAの特徴

薄毛症状はM字・U字・O字の形状からはじまり、次第に範囲が拡がっていきます。

最終的に、前頭部から頭頂部の脱毛範囲が一体化してしまいます。

AGA以外の薄毛・抜け毛

【円形脱毛症】
500円玉~卵大で1~数ヵ所の脱毛を生じます。
一部分だけが抜け落ちることがあれば、多発的に発症して広範囲にわたって脱毛することもあります。
自己免疫疾患のひとつで、ストレスやアレルギーが原因で発症すると考えられています。

【ひこう性脱毛】
頭皮環境の悪化が原因。
フケの大量発生により菌が繁殖し、毛根に炎症が起こり脱毛します。
ストレスや偏った食生活のほか、シャンプーや整髪料が原因となることも。
シャンプーや生活習慣の改善で、脱毛は治まります。

【脂漏性脱毛症】
ホルモンバランスの変化による皮脂の過剰分泌によって発症します。
毛穴がつまると毛母細胞にもダメージがおよび、髪が育たなくなってしまうのです。
洗髪方法やシャンプー剤を見直すことで、予防・改善できます。

【牽引性脱毛】
髪を強く引っ張る状態が続くと頭皮に負担がかかり、髪が抜けやすくなります。
毎日ヘアスタイルや髪の分け目を変えるほか、頭皮マッサージを施すことで改善します。

ほかにも、降圧剤や高脂血症の治療薬、抗がん剤の副作用や放射線治療の影響で脱毛が起こるケースもあります。

AGA以外の場合、原因となる症状を治療することで抜け毛は改善されていきます。

AGAの治し方

AGAは投薬によって進行を止めることができますが、発毛・増毛の効果を実感できるまでに早くて数ヵ月~6ヵ月、1年以上かかることもあります。

すでに症状が進んでしまっている・即効性を求めているといった場合には、脱毛部分に自毛を移植する方法が有効です。

【服薬】抜け毛の予防・ヘアサイクルを正常化

内服薬には、抜け毛を予防する成分と発毛を促す成分の2種類があります。

いずれも長期的に服用を続けることで段階的にAGAを改善していきますが、併用することでより早く効果を得やすくなります。

抜け毛を防止する ▶ フィナステリド、デュタステリド
5αリダクターゼの働きを阻害し、DHTの生成を抑制。正しい髪の生えかわり周期を取り戻します。

商品名:プロペシアフィンペシアデュタボルブなど

髪を育てる ▶ ミノキシジル
頭皮の血流を促し、髪の成長に必要な栄養分の運搬をスムーズにします。

商品名:ミノキシジルタブレットロニテン・ジェネリックなど

【メソセラピー】頭皮に栄養分を与える

メソセラピーは有効成分や治療薬を患部に注射する治療法で、さまざまな症状の改善に有効な手法。
脂肪分解やヒアルロン酸注入なども、メソセラピーのひとつです。

AGA治療では毛乳頭や毛包を活性化させる栄養分を頭皮に注射し、発毛・育毛を促します
効果の発現が早いうえに大きな変化が実感できるため、治療開始におけるスタートダッシュのような存在。
メソセラピーを行なったあと、服薬で長期的にケアを続けるという治療法が一般的です。

【HARG】頭皮に栄養分と成長因子を与える

HARG(ハーグ)は、Hair Re-generative theraphyの略で毛髪再生治療のことです。

栄養分を頭皮に注入するという点ではメソセラピーと同じですが、HARGでは栄養分だけでなくたんぱく質から抽出した成長因子も用います

毛母細胞の成長が活発になり、髪の生えかわりサイクルが回復。
頭皮が若返った状態になり、健康な髪が育ちやすいコンディションを維持します。

 ▶ HARG/栄養分+成長因子を注射
 ▶ メソセラピー/栄養分のみを注射

以上の違いから、従来の治療法では効果が得られなかった人におすすめの方法です。

【植毛】手術による増毛

コストが高く、数十万円~数百万円という出費がデメリットとして挙げられますが、一度の施術で薄毛が解決できるという即効性が最大の特徴です。

自毛植毛
残っている自分の髪を移植する方法で、植毛といえばほとんどが自毛植毛を指します。

DHTの影響を受けにくく正常なヘアサイクルを保っている後頭部の毛組織を採取し、脱毛部分に移植。
自分自身の細胞なので定着しやすく、副作用や後遺症のリスクが抑えられます。
定期的なメンテナンスを必要としないのも、自毛ならではのメリットです。

人口毛植毛
ポリエステルやナイロンといった人工繊維で作られた髪を移植する方法です。

髪の本数や長さを自由にカスタムできる半面、感染症を起こしやすいというリスクがあります。

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)において、推奨すべきではない施術とされています。

【生活習慣の改善】髪が育ちやすい体質づくり

健康な髪を育てるためには、バランスのとれた食事や規則正しい生活を心がけることが大切です。

とくに食事では、育毛に役立つ栄養を積極的に摂りましょう。
食事だけでは難しいという場合には、サプリメントで補うという方法もあります。

<積極的に摂りたい栄養分>
たんぱく質(髪を作る)
ビタミンA、ビタミンE(頭皮の血行を改善)
ビタミンB(アミノ酸をたんぱく質に変える)
亜鉛(5αリダクターゼを抑制する)

十分な睡眠を確保することも、髪の育成にとっては重要なポイントです。
睡眠不足が続くとホルモンバランスが乱れ、細胞分裂や髪の生成を促すホルモンが分泌されません。
さらに寝不足のせいでストレス過多になると、自律神経の緊張状態が続きます。
血流が滞り、髪に必要な栄養分が頭皮に届かなくなってしまいます。

スムーズな血流を維持するという点で、喫煙や過度な飲酒といった習慣も薄毛・抜け毛の大敵です。
ライフスタイルを変えることは容易ではありませんが、少しずつ改善を試みていきましょう。

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