AGAの原因

AGA(男性型脱毛症)は、変性した男性ホルモンによって引き起こされます。

皮脂腺や毛母細胞に存在している5αリダクターゼという酵素がテストステロン(男性ホルモン)と結合すると、DHT(ジヒドロテストステロン)に変化します。

DHTは、毛母細胞が自然に死滅していくように遺伝子をプログラムする力を持っています。
つまり、DHTが増える=毛母細胞がどんどん減少していくということ。

正常なヘアサイクルが乱れ、新しい髪が育つことがないまま抜け落ちるという症状によって薄毛が悪化していきます。

テストステロンの変性は誰にでも起こりうることですが、DHTを生成しやすいか否かは持って生まれた遺伝子によって定められています。

AGAを発症しやすい人とは

年齢を重ねていても髪は豊かだという男性がいれば、20代なのに薄くなりはじめているという人もいます。

高齢男性なら誰でも抜け毛が進行するのではなく、AGAを発症する人はDHTが作られやすい・DHTの働きが活発という傾向があります。
DHTの生成には、もともと身体に備わっている5αリダクターゼも大きく影響。

AGAになりやすいかどうかは、

✔ 5αリダクターゼの活性が強い
✔ DHTの影響を受けやすい
✔ 上記のどちらも兼ね備えている

これら3通りのタイプに分けられます。
いずれも遺伝子によって決められている傾向で、AGAになりやすい体質を変えることはできません。

5αリダクターゼの働きが強い

髪のもとである毛母細胞を損傷するのはDHTですが、そのDHTを作るのは5αリダクターゼです。
5αリダクターゼは1型と2型に分類されます。

【1型】側頭部や後頭部の皮脂腺に多い
【2型】前頭部や頭頂部の毛母細胞に多い

毛母細胞でDHTが作られやすい2型5αリダクターゼの方が、薄毛・抜け毛の症状が顕著に現れます。

5αリダクターゼの量や強度は、優性遺伝。
父親か母親のいずれかが5αリダクターゼの活性が強い遺伝子を持っていると、子にも受け継がれます

DHT(男性ホルモン)の影響を受けやすい

テストステロンがDHTに変性したとしても、毛母細胞を死滅させるというプログラムが発動しなければAGAを発症することはありません。

生成されたDHTを受容しやすいかどうかは、母親からの隔世遺伝。
X染色体によって母親の祖母から受け継がれます

このように、AGAの発症は生まれたときから決まっていることなのです。

生活習慣も影響する

AGAの原因は先天的な資質によるところが大きいものの、生活習慣の影響も少なくないと考えられています。

□ 喫煙習慣がある
□ ストレスを受けやすい
□ 偏った食事
□ 過度なダイエット
□ 運動不足

髪の生育に必要な栄養が不足したり、自律神経の乱れ・ホルモンバランスの異常を引き起こしたりと、現代人のライフスタイルの中にはAGAの発症や悪化につながる要因が多くひそんでいます。

髪が減少する仕組み

髪の1本1本で異なる生えかわりサイクルがあり、成長期~後退期~休止期と繰り返しながら新生と脱落を繰り返しています。

正常なヘアサイクル

ヘアサイクル(毛周期)のなかで成長期がもっとも長く、周期全体の85~90%。
生えた髪がどんどん伸びて長くなるのは、成長期が続いているから。
期間の長さは個人差によるところが大きく、男性であれば1.5~4.5年ほどです。

正常なサイクルを繰り返している限り、常に発毛と成長が起こっているので髪が薄いという状態にはなりません。
しかしAGAになると毛母細胞が死んでいくため、成長期がどんどん短縮されていくことに。

後退期 → 休止期 → 後退期 → 休止期 ・・・

成長期をとばして休止期と後退期だけを繰り返すことになり、新たに生える髪が減って抜ける髪ばかりが増えてしまいます。

AGA治療は早めに始めましょう

AGAは進行する症状です。
毛量の減少や抜け毛の増加といった変化に気づいたら、少しでも早めに治療を始めましょう。
遺伝した体質を変えることはできませんが、投薬によって進行を止めることは可能です。

AGA治療は、主にふたつのポイントに絞られます。

5αリダクターゼを抑制し、DHTの生成を防ぐ
 ▶ 毛母細胞が損なわれず、ヘアサイクルが安定する

頭皮の血流を改善し、毛母細胞への栄養運搬を促す
 ▶ 発毛・育毛に適した頭皮環境を維持する

進行を阻止することはもちろん、減少した髪を補って見た目にも回復するために育毛を促すことも重要です。

毛母細胞が元気なうちに

AGAは治せる病気ですが、治療にとりかかる時期が遅くなると回復するスピードも大幅に遅くなってしまいます。

抜け毛や薄毛を自覚していながら育毛トニックやサプリメントといった市販商品で対処しようとしたために、改善できないまま症状を進行させてしまうこともあるのです。

発毛や健康な髪の維持には毛母細胞が欠かせませんが、症状が進むと毛母細胞もどんどん減少していきます。
少しでも多くの毛母細胞が残っているうちに投薬治療を開始することが、AGAの進行を食い止めて健康な髪を増やすための重要なカギとなります。

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